『Bumbling Blossom』をレビュー!玉虫色のフェリスホイールプレス

Ferris Wheel Press・バンブリングブロッサム Ferris Wheel Press

今回はフェリスホイールプレスの【The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)】を紹介します。
鮮やかなローズピンクで発色がとてもよく、玉虫色のラメが上品に輝くインクとなっています。
一味違う麗しの玉虫色のラメ、ぜひご覧ください!

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フェリスホイールプレス『The FerriTales Bumbling Blossom』はどんなインク?

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムのボトル

『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』は、Ferris Wheel Press(フェリスホイールプレス)から販売されている万年筆インクになります。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムのボトル内のラメ
玉虫色のラメが多く入っています

この『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』は、童話「おやゆび姫」をイメージして作られており、フェリスホイールプレスが初めて玉虫色に変化するラメを使用したインクです。
色はローズピンクで、かなり鮮やかな発色となっています。

フェリスホイールプレスとは?

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムの外箱・正面
高級感のある外箱・デザインが凝っていて捨てられません

フェリスホイールプレスはカナダの文具メーカーで、インクは30色以上あります。
上品で繊細なデザインの香水瓶のようなインクボトルが、インク沼心をくすぐります♪
凝ったデザインの外箱も人気の1つ。本当にデザインが美しいです!!

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムの外箱・側面
外箱の側面は猫の像?

フェリスホイールプレスのインクは、85mlと38mlの物が販売されていますが、インクによっては38mlのみ販売されていることがあります。
また、金額は85mlは約5300円、38mlは約3000円と万年筆インクとしては高額。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムの外箱・全体

ちなみに、新色は毎月の様に販売されているのですが、すぐに売り切れてしまうほどの人気ぶり。
さらに、新色が発売された時は、インクのイメージに合わせた万年筆が販売されることがあります。

紙に書くとどんな感じ?

それではフェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。

使用する紙

LIFEノート

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

ニーモシネ

〇ニーモシネ

グラフィーロ

〇グラフィーロ

高砂プレミアムバンクペーパー

〇高砂プレミアムバンクペーパー

※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。

使用するガラスペン

ガラスペン

〇極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ) 
        ペタル 透明 細軸
〇細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
        太軸コルセット
〇中字・・・・・工芸装置 Piccolo(ピッコロ)

セーラー万年筆・カリグラフィーペン

●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。

※いつもは「藤」の文字を万年筆で書いているのですが、今回はラメインクのため、詰まり防止のためガラスペンの細字で記入をしています。ご了承ください。

LIFEノート・ホワイト

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・ホワイト紙に書いたもの

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
買ったお店のサイトではかなり赤く見えたのですが、書いてみるとやはりローズピンク!

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・ホワイト紙に書いた文字のアップ

濃い目の発色なので、文字が読みやすいですね。
ローズピンクの色はかなり鮮やか。
かわいい感じのローズピンクですね!

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・ホワイト紙に筆で書いた部分

『バンブリングブロッサム』を筆で塗った部分です。
水で薄めていくと、赤っぽい薄ピンクになっていきました。

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・ホワイト紙のラメのアップ

極細と細字には玉虫色のラメがほとんど見えませんでしたが、カリグラフィー文字や中字になると、少しラメが見えてきます。
筆の部分は全体的に玉虫色のラメがのっています。
水で薄めてもラメは残っているのですが、ラメの量が少なくなっていきますね。

(写真だと玉虫色が見えづらくなっています。すみません。)

LIFEノート・クリーム

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・クリーム紙に書いたもの

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・クリーム紙に書いた文字のアップ

クリーム紙のため、ホワイト紙よりもローズピンクのインクに黄色がかった色になりました。
クリーム紙に書いても、文字が読みやすいです。

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・クリーム紙に筆で書いた部分

『バンブリングブロッサム』を筆で塗った部分です。

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・クリーム紙のラメのアップ

光に反射させてラメの出方を見ました。
ホワイト紙と同様に中字とカリグラフィー文字にラメが見えています。
『バンブリングブロッサム』のラメは粒子が細かくて、上品な輝き方をしています。

LIFEノートのクリームとホワイトの比較

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを書いた、LIFEノート・ホワイト紙とクリーム紙の比較

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。

Ferris Wheel PressのバンブリングブロッサムをLIFEノート・クリーム紙に書いたアップ

クリーム紙のインクが黄色がかっていることがよくわかります。
どちらの用紙に使ってもキレイな色ではあると思いますが、本来のローズピンクの色を出したい人はホワイト紙がオススメです。

ニーモシネ

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをニーモシネに書いたもの

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で、ニーモシネに書いてみました。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをニーモシネに書いた文字のアップ

ニーモシネに書いた『バンブリングブロッサム』のローズピンクが、ややマイルドに発色。かわいいですね♪
文字の濃淡がキレイに出ています。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをニーモシネに筆で書いたアップ

『バンブリングブロッサム』を筆で塗った部分は、特に色を濃く塗ったところにラメが集中しています。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをニーモシネに書いたラメのアップ

ラメの付き方はLIFEノートと変わらず。
ラメの色についてですが、かなり濃く塗ったところではないと、ラメが玉虫色をしているのがわからないかもしれません。

グラフィーロ

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをグラフィーロに書いたもの

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で、グラフィーロに書きました。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをグラフィーロに書いた文字のアップ

『バンブリングブロッサム』のローズピンクの色がハッキリ目に発色しています。
文字の濃淡もキレイです。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをグラフィーロに筆で書いた部分

『バンブリングブロッサム』を筆で塗った部分です。
このインクは、水で薄めても色が残りやすいインクで、段階的に薄めていくとき、いつもよりもやや多めに水で薄めました。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをグラフィーロに書いたラメのアップ

ラメもしっかりのっています。
「紙によってラメに違いが出るのかな?」と思ったのですが、紙による違いは無さそうです。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムをグラフィーロのラメの部分のアップ

この薄まった薄めのピンクがすごく可愛らしい!

高砂プレミアムバンクペーパー

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを高砂プレミアムバンクペーパーに書いたもの

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書きました。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを高砂プレミアムバンクペーパーに書いた文字のアップ

バンクペーパーに書いた文字が、キレイに発色しています。
ラメについては他の用紙と同様に、文字にはラメがほぼ残りませんでした。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを高砂プレミアムバンクペーパーに筆で書いた部分

『バンブリングブロッサム』を筆で塗った部分です。
(写真だとバンクペーパーのラメの玉虫色が一番わかりやすく撮影できました!)

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを高砂プレミアムバンクペーパーに書いたラメの部分

筆で塗った部分には全体的にラメがのっていてキレイです。
インクによっては色が変わりやすいバンクペーパーですが、『バンブリングブロッサム』のローズピンクの色に変化は見られませんでした。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを高砂プレミアムバンクペーパーに書いたラメのアップ

この写真が一番、ラメの玉虫色に見えると思います!!
本当は他の用紙もラメは玉虫色なんです!!
写真が上手く撮れなくてすみません!

そしてすごくラメがキレイなんですよ!

全体の比較

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムで書いた紙のすべて

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
用紙の種類を問わずに、同じようなローズピンクの発色が楽しめそうです。

あえて言うならば、ニーモシネはややマイルドに発色、グラフィーロはシルキーな発色、LIFEノートとバンクペーパーはクリアな発色になったと感じました。

ただ、乾いた後に文字や塗ったところを触ると、ラメが手に付いてしまいました!
皆様も、ラメ落ちには注意して下さいね!

裏抜け

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムを書いた全部の紙の裏

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』で書いた全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
ニーモシネに書いた文字と筆で塗ったところに裏抜けが見られました。
なんと他の用紙は裏抜けは見られず。
今回はラメインクを使用したため、ラメが紙にのるようにかなりインクを付けて書いたのですが、裏抜けがこんなにしないとは思いませんでした!

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムで書いたニーモシネの裏側

正直言うと、ニーモシネはもっと裏抜けすると思っていたんですよね……。
いつもより裏抜けするかと思いながら使っていたので、ちょっと安心しました。

イラストを描きました

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムのイラスト

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』を使って、イラストを描いてみました。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムのイラスト・アップ

『バンブリングブロッサム』のインクは「おやゆび姫」をイメージして作られたインクとのことで、おやゆび姫にしてみました♪

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムのイラスト・ラメの部分

本当は1色で描いてみたかったのですが、1色だと「火事現場に取り残された子供」みたいになったため、石丸文行堂の『カラーバーインク・ソルティドッグ』と一緒に着色。
他に、『カラーバーインク・シュエット!』を使用しています。

Ferris Wheel Pressのバンブリングブロッサムのイラストのラメの部分

ラメインクでの着色はメチャクチャ楽しい!
ドバッとインクを濃く塗ったところのインクを眺めるのが、私はすごく好きです♪

ニーモシネ・A4・無地

使用したノートは、『ニーモシネ・A4・無地』になります。

まとめ

フェリスホイールプレスの『The FerriTales Bumbling Blossom(バンブリングブロッサム)』は鮮やかなローズピンクのインクで、細かい玉虫色のラメが美しいインクです。
濃い目の発色のため文字を書くと読みやすいのですが、文字が細いとラメが見えづらいため、中字やカリグラフィー文字くらいの太さが良いと思います。
筆で塗ると、さらに玉虫色のラメを楽しむことができるので、着色目的で使うことはかなりオススメです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
ラメインクの使用は、ガラスペンがオススメです!
興味のある方は、こちらもチェックみて下さい♪

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