HERBIN(エルバン)の『ヴィオレパンセ』をレビューをしました。鮮やかな美しい紫色の『ヴィオレパンセ』は、エルバンの中でも人気のある色です。LIFEノートやグラフィーロ、バンクペーパーなど、色々な用紙に書いているので、発色の仕方が気になる人は必見です!ロングセラーの万年筆インク、ぜひご覧ください♪
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HERBIN(エルバン)の『ヴィオレパンセ』はどんなインク?
『ヴィオレパンセ』は、フランスのHERBIN(エルバン)というメーカーの万年筆インクになります。
『ヴィオレパンセ』には、フランス語で「紫パンジー」という意味があり、ラベルにはパンジーの花が印刷されています。
インクは、ボトルインクが30mlの通常サイズと10mlのミニサイズ、そしてカートリッジインクがあります。
※写真のインクはミニサイズとなります。
ちなみに『ヴィオレパンセ』は、1966年までフランス全土の小学校の指定色として使われていたインクだそうです。紫色で勉強する小学生、高貴すぎます!
紙に書くとどんな感じ?
エルバンの『ヴィオレパンセ』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト
〇ニーモシネ
〇グラフィーロ
〇高砂プレミアムバンクペーパー
※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。
使用するガラスペン
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
●中字と「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』を、カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。
LIFEノート・ホワイト
エルバン・『ヴィオレパンセ』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
鮮やかな紫色が美しいですね!
少しピンクっぽい紫色のような気もします。
『ヴィオレパンセ』は、文字がとても読みやすい色です。
極細でも文字が読みやすいのは、うれしいですね。
色は濃い色ですが、文字はややくすみが入っていて、鮮やか過ぎず、ちょうどいい柔らかさのある色になっています。
水で薄めていくと、明るめの紫色になりました。
LIFEノート・クリーム
エルバン・『ヴィオレパンセ』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
クリーム紙に書いたため、『ヴィオレパンセ』の色が黄色みがかっています。
文字の色もホワイト紙と違った印象に。
ホワイト紙に書いた色もいいですが、クリーム紙に書いた『ヴィオレパンセ』も、温かみのある色になっていて、ステキですね!
『ヴィオレパンセ』を水で薄めていくと、黄色みがかった明るい紫色になっていきました。
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
エルバン・『ヴィオレパンセ』で書いたホワイト紙とクリーム紙を並べてみました。
比べると、クリーム紙に書いた方は黄色みがかっているのがよくわかります。
どちらに書いてもオシャレな色になるところがいいですね♪
ニーモシネ
エルバン・『ヴィオレパンセ』で、ニーモシネに書いてみました。
ニーモシネに書くと、くすみが強くなるかと思いきや、鮮やかな紫色が出ました。
文字は読みやすく、キレイな濃淡が出ています。
筆で『ヴィオレパンセ』を伸ばした部分は、気品のある紫色。
水で薄めた感じは、薄い明るめの紫色です。
ニーモシネの発色の仕方は、LIFEノートのホワイト紙と発色はほとんど変わらないように思えました。
グラフィーロ
エルバン・『ヴィオレパンセ』で、グラフィーロに書いてみました。
グラフィーロに書いた『ヴィオレパンセ』は、青みが強い鮮やかな紫色になりました。
LIFEノートやニーモシネとは少し違った発色が出て、おもしろいですね♪
文字はかなりクッキリと鮮やかな発色です。
他の用紙と比べ、くすみがほとんどありません。
『ヴィオレパンセ』を、筆で伸ばした部分です。
濃い部分は鮮やかな青みがかった紫色ですが、筆でインクを伸ばしていくと、少しくすみがかかっていました。
水で薄めていくと、薄い青みがかった紫色になっていきました。
高砂プレミアムバンクペーパー
エルバン・『ヴィオレパンセ』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
用紙の中では、一番ピンクっぽい紫色になりました。かわいい雰囲気になったかも!
鮮やかな『ヴィオレパンセ』の色ではありますが、ちょっとくすみが入っていて、キツ過ぎない鮮やかさだと思います。
筆で伸ばしていくと、くすみの入った紫色が見られました。
水で薄めていくと、明るいピンク系の薄紫色になっていきました。
全体の比較
エルバン・『ヴィオレパンセ』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
鮮やかな紫色ではありますが、ちょっとくすみが入っていて、ちょうどいい柔らかさのある紫色ですね。
文字が読みやすい色なので、筆記重視の人は使いやすい色だと思います。
そもそもフランスの小学校で使われていた色ですもんね。
学校で文字が読みづらい色、使うわけがない。
(このことに、今気づきました……。私、アホですね……。)
もちろん、色はとってもキレイなので、着色目的でも使いたくなる色だと思います。
水で薄めてた色は、「『ヴィオレパンセ』の色を薄めた感じ」の色が出たと感じました。
用紙によっては青っぽい紫色が出たり、ピンクっぽい紫色が出ると思います。そういった少しの違いも、楽しんで使えるのではないでしょうか。
裏抜け
エルバン・『ヴィオレパンセ』で書いた、全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
なんと、ニーモシネ以外裏抜けは、ありませんでした!
筆で塗った部分は、かなりベタッと色をのせたのですが、裏抜けがしないとはビックリですね。
裏抜けが見られたニーモシネも、筆で塗った部分の裏抜けはありましたが、文字を書いた部分(カリグラフィー文字を書いた部分も含む)の裏抜けは見られませんでした。
結構裏抜けしやすいニーモシネで、これはスゴイ!
ぬりたくりをしました
エルバン・『ヴィオレパンセ』を使って、ぬりたくりをしました!
今回、私自身、初めて『ヴィオレパンセ』でぬりたくりをしてみたのですが、本当にイイ色ですね!
ぬりたくりのカードの絵柄が色とマッチしていて、華やかなカードに仕上がったと思います♪
使用したのは、こちらの製品になります。
「ぬり絵じゃないぬりたくり絵 インクカード
(omitment編)」です。
カードに塗ると、かわいい小花がたくさん出てくるので、よく使っています♪
まとめ
HERBIN(エルバン)の『ヴィオレパンセ』は、鮮やかな紫色が特徴の万年筆インクです。用紙によってはピンク系の紫色だったり、ブルー系の紫色だったりと、わずかな発色の違いがあります。色が濃い紫のため、文字が読みやすいインクです。また、筆で塗ったり、水で薄めてもキレイな発色のため、着色目的での使用も楽しむことができます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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