寺西化学の『ハイカラインキ・オペラローズ』をレビュー!

万年筆インク

はじめまして、ふじぃーです。
今回は寺西化学工業の【ギター・大正浪漫・ハイカラインキ・オペラローズ】の万年筆インクをレビューします。『ギター・大正浪漫・ハイカラインキ・オペラローズ』は、赤茶やピンクがかったような茶色の様な色で、レトロでオシャレな色合いを楽しむことができるインクです。

今回、色々な用紙に書いた結果、紙によってわずかな色の違い出るなど、面白い結果が出ました!
オペラローズの購入を考えている人だけではなく、現在オペラローズを持っている人も、ぜひご覧ください!

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『ギター・大正浪漫・ハイカラインキ・オペラローズ』はどんなインク?

『ギター・大正浪漫・ハイカラインキ・オペラローズ』は、寺西化学工業から販売されている万年筆インクです。大正時代の世界観をイメージした水性染料で、ノスタルジックな雰囲気の色合いのインクシリーズになります。
令和5年6月の時点では、全16色あり、40ml、1,870円(税込)で販売されています。

※インクが入っている箱が、レトロでオシャレなデザイン。寺西化学のこだわりを感じます!

紙に書くとどんな感じ?

それでは『オペラローズ』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。

使用する紙

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

〇ニーモシネ

〇グラフィーロ

〇バンクペーパー

使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。

使用するガラスペン

〇極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ) 
        ペタル 透明 細軸
〇細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ) 
        太軸コルセット
〇中字・・・・・工芸装置 Piccolo(ピッコロ)

●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。

LIFEノート・クリーム

LIFEノートのクリーム色の用紙に、オペラローズの色が馴染んでいます。
ミルクチョコレートのような色になっていますね。

濃い目の色のため、文字が読みやすいです。

オペラローズを水で薄めていくと、ピンク系の肌色の様な色になりました。
薄めると白っぽい色が出てきました。

LIFEノート・ホワイト

LIFEノートのホワイト紙にオペラローズで書くと、こちらもミルクチョコレートみたいな色になりました。

ローズと言うよりブラウンに近い気がします。
レトロな茶色という感じで、オシャレな色です!

こちらもクリーム紙と同様に、薄めると白っぽい色が出てきて、肌色のような色になりました。
着色目的だと用途が広がりそうですね。

LIFEノートのクリームとホワイトの比較

LIFEノートのクリーム紙とホワイト紙を比較しました。
クリームに書くとオペラローズの色がなじみ、ホワイトに書くとハッキリと色が出ている感じがします。

文字が読みやすいので、文字を多く書く人は使いやすそうです。
どちらの用紙に書いても、色の薄い部分がピンク系の肌色に見えました。

ニーモシネ

ニーモシネにオペラローズで書くと、LIFEノートよりも色にくすみが出ました。
穏やかに色が定着していて、書きやすかったです!

LIFEノートよりもローズカラーが出ている様に思えます。

オペラローズの発色が柔らかい印象で、落ち着きがありますね。
濃淡がとてもキレイで、私的には濃淡の出方が一番好みです。

グラフィーロ

オペラローズで書いて、驚きの発色が出たのはグラフィーロでした。


なんと、オペラローズのボトルのラベルや、箱の色に一番近い色が出たのです!
まさに、ここにローズが!

自分用のノートや他の紙にも、今までブラウン系に近い色ばかりが出たので、「こういうブラウンっぽい色なんだな」と思っていました。
まさか、ここでオペラローズの箱と同じ発色が出るとは思わなかったので、とても感激しました!

グラフィーロは用紙の中では、くすみが一番強く出ました。
オペラローズを水で薄めると、ホワイトを混ぜたように白っぽくなっていきます。
この色もすごくいい!

バンクペーパー

バンクペーパーにオペラローズで書くと、ブラウン色が一番強く出ました。
チョコレートというより、コーヒーの色に近いと思います。
コーヒーみたいなこの色もオシャレですね♪

用紙の中ではくすみが一番なく、クリアな発色でした。

オペラローズを水で薄めると、なんと黄色が見えてきました。
ここにきて、黄色……。他の用紙は白っぽい色が出てきたので、ビックリしました!
これはこれで面白いです♪

全体の比較

全ての用紙を並べた写真がこちらです。
全体的にみると、オペラローズの色が「赤茶」というか、「ややピンクがかったような茶色」の様な色に出ています。
こんなレトロでオシャレな色、絶妙すぎる!素敵すぎる!

中でも、グラフィーロはピンク系の色が強く、オペラローズのラベルや箱に近い色が出ています。
ブラウン系の色が強く出たのはバンクペーパーでした。


同じインクなのに、こうやって見るとオペラローズの色がかなり違いますね。
使う紙によってどんな色が出るのか、楽しくなりそうです。
オペラローズは、どの用紙に書いても文字が読みやすく、発色がとても良かったです。

裏抜け

全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。

LIFEノートとグラフィーロは、筆で塗った色の濃い部分に、裏抜けが見られました。ただ、この裏抜けしている部分はかなりオペラローズを濃く塗った部分なので、べったり塗らなければ裏抜けの心配はないでしょう。

ニーモシネは筆で塗った色の濃い部分と文字の部分に裏抜けが見られます。

バンクペーパーは、筆で濃く塗った部分に透けたような裏抜けが、LIFEノートやグラフィーロよりも見られました。

ですが、オペラローズをべったり塗らなかった部分の裏抜けは見られません。
文字の裏抜けは無さそうです。

ぬりたくりをしてみました

『ハイカラインキ・オペラローズ』でぬりたくりをしてみました。

猫ちゃんは3匹いるので、それぞれ水で薄めて違う濃度で書いてみました。

毛糸玉が一番濃く、一番上の猫→左の猫→右の猫、の順に水で薄めて塗りました。

濃く塗った猫ちゃんも、薄めた色ので塗った猫ちゃんも、温かそうな色でかわいらしく仕上がりました!

使用したのは、こちらの製品になります。
可愛いので色々な柄を出してほしい♪

「ギルバートオックスフォードN」という紙の銘柄。
筆で塗った時、とても塗りやすかったです!

まとめ

『ギター・大正浪漫・ハイカラインキ・オペラローズ』は、赤茶やピンクがかったような茶色の発色で、紙によってわずかな色の違いが楽しめます。レトロな雰囲気のオシャレな色のインクで、文字が読みやすく仕上がります。
着色目的で使う場合、特に水で薄めた時に紙によって色の違いが出やすいので、紙に試し書きをしてから使用することをオススメします。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
セーラー万年筆の四季織シリーズも発色が良くて、使いやすいのでオススメです!
こちらのインクもチェックしてみて下さい♪

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