パイロットの『色彩雫・天色』をレビュー！晴れた日の青空みたいな爽やかな色！

はじめまして、ふじぃーです。
今回はパイロットから販売されている【色彩雫・天色】を紹介します。
『色彩雫・天色』は明るめの色ですが、文字は読みやすい青色なので、手帳やノートなどに文字を書くときに使用しやすい色です。
筆で塗ったり、水で薄めたりしても、キレイな青色が出るため、着色目的に使うこともオススメです。

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『色彩雫・天色』はどんなインク？

『色彩雫・天色』は、パイロットから出ているirosizuku・色彩雫（いろしずく）というシリーズの万年筆インクです。色彩雫は日本の美しい情景からイメージをしたインクで、それぞれの色に情景や植物などの名前がつけられています。
2023年4月の時点では24色が販売されています。（限定色は除外しています）

万年筆インクを販売している所ならば店頭に置かれていることが多いので、手に入りやすいインクです。

色彩雫は50mlの通常サイズ以外にも、15mlのミニサイズも販売されています。色彩雫は50mlで1,650円(税込)となりますが、ミニサイズの3色セットは15mlが3セットで2、310円（税込）。

※今回掲載したのは、ミニサイズになります。

お試し気分で3色セットのミニサイズから始める方が、自分好みのインクが見つけやすいため、色彩雫はインク沼初心者にオススメのインクです。

紙に書くとどんな感じ？

それでは『色彩雫・天色』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。

使用する紙

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

〇ニーモシネ

〇グラフィーロ

〇バンクペーパー高砂プレミアム

使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。

使用するガラスペン

〇極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)　
　ペタル　透明　細軸
〇細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)　
太軸コルセット
〇中字・・・・・工芸装置　Piccolo(ピッコロ)

●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。

LIFEノート・クリーム

『色彩雫・天色』で、LIFEノートのクリーム紙に書きました。

クリーム色の用紙に書いたため、天色の色に少し黄色みがかっています。
爽やかな色なので、気分が明るくなりそうです！

天色は明るめの色ですが、薄い色ではないため、文字が読みやすいです。
濃淡がとてもキレイ。

上は筆でのべた塗り、下は水で徐々に薄めて塗っています。
水で薄めた部分は段々薄い水色になっていきました。

光に反射するように撮影しました。
筆で塗った時の、色の濃い部分にわずかに赤いフラッシュがみられました。
フラッシュがあるかな？というくらいですね。

LIFEノート・ホワイト

『色彩雫・天色』で、LIFEノートのホワイト紙に書きました。

ホワイト紙に書くと、さわやかな天色の色が出ました。
クリーム紙の天色より、スッキリとした色合いになっています。

クリーム紙のと同様に発色がいいです。
文字が見やすくて使いやすそう。

『色彩雫・天色』を筆で塗った部分です。
水で薄めた色もキレイに発色しています。

フラッシュの確認。
こちらもクリーム紙と同様に、天色を筆で塗った時の色の濃い部分に、わずかに赤いフラッシュを見ることができました。

LIFEノートのクリームとホワイトの比較

『色彩雫・天色』で書いたLIFEノートのクリーム紙とホワイト紙を比べました。

ホワイト紙と比べると、クリーム紙の天色の方が黄色みがかって見えます。
しかし、どちらに使っても天色が爽やかに発色していてイイ感じです！
天色は、LIFEノートのどちらの紙に使っても気持ちよく書けそうです。

ニーモシネ

『色彩雫・天色』をニーモシネに書くと、天色の青色にややくすみが見られました。
天色にくすみが少し出ているためか、他の紙よりも優しい色合いになっています。

青色というより、水色みたいな色になりました。
これはこれで天色がキレイな空色になっていて、とても素敵だと思います。
濃淡がキレイです。
ニーモシネは濃淡がとてもキレイに出る紙なので、個人的にとても好きです。

筆で塗った部分と水で薄めた部分です。
天色を水で薄めた色は、キレイな水色になっています。
薄めた時の天色の色が想像通りの色なのではないでしょうか？
着色としてもとても使いやすそうです。

ニーモシネには、天色のフラッシュは見られませんでした。

グラフィーロ

『色彩雫・天色』をグラフィーロに書くと、天色の青さがハッキリと出ました。
クッキリとした天色の色が、より夏っぽい青空の爽やかなイメージに感じます。

天色で書いた文字がキレイに発色しています。
少しくすみがある発色をしているため、ハッキリと発色はしてはいますが、目に優しい印象の色になっています。

天色を筆で塗った部分です。
筆で塗った部分や水で薄めた部分の発色がすごく美しい！

この色の具合がとっても爽やかで良いですね！

光に反射させてフラッシュの出具合を確認しました。
天色を筆で塗った色の濃い部分に、わずかに赤いフラッシュが見られました。

バンクペーパー

『色彩雫・天色』をバンクペーパーに書きました。
バンクペーパーに天色で書くと、グラフィーロよりは薄めに発色しましたが、くすみはLIFEノートと同じくらいクリアでした。

天色の色が他の紙よりもクリアに発色していて、より爽やかな気がします。
どんな発色の仕方をしても、天色って爽やかな色になるからスゴイ！

この水で薄まって、水色になっていくところですが、ここがとても透明感のある薄まりかたになっていってとてもキレイでした。

光に反射させてフラッシュを確認しましたが、フラッシュはほとんど見られませんでした。
筆で塗った色の濃い部分にわずかに見られるくらいです。

全体の比較

『色彩雫・天色』で書かれた全ての用紙を並べた写真がこちらです。
全体的に見ても、用紙によって色の差は出ませんでした。

天色はあまりフラッシュを見ることができないインクのため、フラッシュは見られたらいいかな、という気持ちで使用することをオススメします。

LIFEノートとバンクペーパーは発色やくすみの出方がほぼ同じように感じました。

グラフィーロは一番ハッキリと天色が発色し、ニーモシネはくすみが一番出て優しい色合いになりました。

全てを並べてみると、本当に天色は明るい爽やかな色だな、と思いました。
明るいけれど文字が読みやすい色なので、手帳に使うのもおすすめです。

青空のような爽やかさに癒されそうです！

裏抜け

『色彩雫・天色』で書かれた全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。

LIFEノートの2つとグラフィーロには裏抜けが見られませんでした。

天色を使用しても安心して使えそうですね。

ニーモシネの裏には、ハッキリと裏抜けが見られています。
文字では、カリグラフィーと中字に裏抜けが見られました。

バンクペーパーは、天色を筆で濃く塗った部分のみ裏抜けが見られました。

文字の裏抜けは無かったので、ドップリ色を塗らなければ問題はないかと思います。

ぬりたくり

『色彩雫・天色』でぬりたくりをしてみました♪

爽やかな天色の色が出ています！『天色』と言うように、晴れた日の青空みたいな色をしていますね。

そういえば、最近、忙しくて空を眺めることが無い気がします。
皆さん、空とか見てます？人間、ちょっとボーッとする時間って大事ですよね……。
（インクが美しすぎて、悟り開いてきた……。）

使用したのは、こちらの製品になります。

〇ぬり絵じゃないぬりたくり絵
インクカード（ omitment 編 ）

この「ぬり絵じゃないぬりたくり絵」には色々なシリーズがあり、インクカードの他にポストカードも販売されています。
どれも素敵な絵柄な製品ばかりなので、選ぶのが楽しいです♪

To  Do  リスト

『色彩雫・天色』でTo  Do  リストを書きました。
夏をイメージして、海の生き物のシールを使用しています。

『色彩雫・天色』夏に使うと涼し気な気分になれるので、To  Do  リストを書く時によく使っています。

一緒に使ったインクは、『カラーバーインク・ソルティドッグ』です。
『カラーバーインク・ソルティドッグ』のレビューは、こちらになります。

まとめ

パイロットの『色彩雫・天色』は明るめの青色で、まるで晴れた時の青空の様な色です。明るめの色ですが、文字は読みやすい色なので、手帳に書く時や文章を書く時にもオススメです。
天色は筆で塗ったり、水で薄めたりしても、キレイな青色が出るため、着色目的に使っても素敵だと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます！
色彩雫シリーズは使いやすいので、こちらのインクもチェックしてみて下さい♪