石丸文行堂のチャイナ・ブルーをレビュー!遊色がミステリアスな青色

カラーバーインク(石丸文行堂)

今回は石丸文行堂の【カラーバーインク・チャイナブルー】をレビューします。

発色が鮮やかで、やや紫がかった青色は、時おり遊色が出る美しい万年筆インクです。「いつもの青や紺だと物足りない」「ブルーブラックじゃない感じの青がほしい」という人には特にオススメ!ミステリアスな『チャイナ・ブルー』ぜひご覧下さい!

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『カラーバーインク・チャイナブルー』はどんなインク?

チャイナ・ブルーのボトル

『カラーバーインク・チャイナブルー』は、石丸文行堂から販売されている『カラーバーインク』というシリーズの万年筆インクです。

カラーバーインクについて

チャイナ・ブルーのボトルのアップ
グラスの中に入っているカクテルの色でインクの色がわかる

『カラーバーインク』は石丸文行堂のオリジナルインクで、令和5年7月の時点では90色が販売されています。
インクにはカクテルの名前がつけられており、インクボトルにはカクテルが入ったグラスのラベルが貼られています。

チャイナ・ブルーのボトルのフタを開けた様子

カラーバーインクのボトルは口の部分が小さめのため、ガラスペンを直接入れることが困難でした。しかし、7月よりボトルがリニューアルされ、ボトルの口の部分が約1.5倍広くなりました。ちなみに価格も1,650円(税込)に変更されています。

写真のボトルはリニューアル前のボトルなので、ご了承下さい。

紙に書くとどんな感じ?

それでは『カラーバーインク・チャイナブルー』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。

使用する紙

LIFEノート

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

ニーモシネ

〇ニーモシネ

グラフィーロ

〇グラフィーロ

高砂プレミアムバンクペーパー

〇高砂プレミアムバンクペーパー

※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。

使用するガラスペン

ガラスペン

〇極細・・・・・Kemmy’s Labo
(ケミーズラボ)ペタル 透明 細軸                          
〇細字・・・・・Kemmy’s Labo
(ケミーズラボ) 太軸コルセット
〇中字・・・・・工芸装置 Piccolo
(ピッコロ)

●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。

LIFEノート・ホワイト

チャイナ・ブルーをLIFEノートのホワイト紙に書いた様子

LIFEノートのホワイト紙に、『カラーバーインク・チャイナブルー』で書きました。
やや紫がかった青色が鮮やかに出ています。

チャイナ・ブルーをLIFEノートのホワイト紙に書いた文字のアップ

色の濃い青色なので、文字が読みやすいですね。
細字もかなりクッキリしています。

チャイナ・ブルーをLIFEノートのホワイト紙に筆で塗った部分

筆で塗ったところです。
色の濃い部分が、『チャイナブルー』のインクそのものの色が出ています。
インクを水で薄めていくと、紫がかった水色になりました。

LIFEノート・クリーム

チャイナ・ブルーをLIFEノートのクリーム紙に書いた様子

LIFEノートのクリーム紙に、『カラーバーインク・チャイナブルー』で書きました。

チャイナ・ブルーをLIFEノートのクリーム紙に書いた文字のアップ

ホワイト紙と比べるとやや黄色がかった色になりました。
クリーム紙に書いても読みやすさに変わりはないですね。

チャイナ・ブルーをLIFEノートのクリーム紙に筆で塗った部分

『チャイナ・ブルー』を筆で塗って、水で薄めたところは遊色が見えやすくなっていました。

チャイナ・ブルーをLIFEノートのクリーム紙筆で塗ったアップ

かすかにピンクっぽいような、紫っぽいような、水色っぽいような……。

LIFEノートのクリームとホワイトの比較

チャイナ・ブルーで書いたLIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を並べた様子

『カラーバーインク・チャイナブルー』で書いた、ホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。クリーム紙に書いた『チャイナブルー』は黄色がかった青色をしています。

チャイナ・ブルーで書いたLIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を並べたアップ

クリーム紙に書いた方が、色がより濃く感じます。
どちらの用紙に書いても、文字は読みやすいです。
今回はクリーム紙の方に遊色が出ましたが、これはたまたま出ただけです。
クリーム紙にでも、ホワイト紙でも、遊色は同じように出ます。

ニーモシネ

チャイナ・ブルーをニーモシネに書いた様子

『カラーバーインク・チャイナブルー』で、ニーモシネに書きました。

チャイナ・ブルーをニーモシネに書いた文字のアップ

書いた文字の発色は、他の紙とほとんど変わりありませんでした。
『チャイナ・ブルー』は極細でも読みやすいので、文字を書くのにとても使いやすいです。

チャイナ・ブルーをニーモシネに筆で塗った部分

筆で書いた部分ですが、他の紙よりも紫がかった青色になりました。

チャイナ・ブルーをニーモシネに筆で塗った部分のアップ

『チャイナ・ブルー』で薄めた色は、青みがかった薄紫色になっていきました。
遊色がキレイに出ていてます♪

グラフィーロ

チャイナ・ブルーをグラフィーロに書いた様子

『カラーバーインク・チャイナブルー』で、グラフィーロに書きました。

チャイナ・ブルーをグラフィーロに書いた文字のアップ

他の用紙の中でも、文字の濃淡が一番出ました!

チャイナ・ブルーをグラフィーロに筆で塗った部分

『チャイナ・ブルー』を筆で塗った部分はシルキーな印象。
水で薄めた部分には、遊色が見られました。

チャイナ・ブルーをグラフィーロに筆で塗った部分のアップ

私は遊色が出ていると、ついずーっと見てしまいます。
インク自体は単色に見えるのに、色々な色が出ることがあるのは、不思議ですよね。

高砂プレミアムバンクペーパー

チャイナ・ブルーを高砂プレミアムバンクペーパーに書いた様子

『カラーバーインク・チャイナブルー』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書きました。

チャイナ・ブルーを高砂プレミアムバンクペーパーに書いた文字のアップ

バンクペーパーに書くと、文字や筆で書いた部分がやや紫色っぽくなりました。
ニーモシネよりは青いので、比べないとわからない、わずかな違いかと思います。

チャイナ・ブルーを高砂プレミアムバンクペーパーに筆で塗った部分

バンクペーパーにも鮮やかに発色。『チャイナ・ブルー』を水で薄めていくと、薄い紫色になりました。

チャイナ・ブルーを高砂プレミアムバンクペーパーに筆で塗った部分のアップ

ピンクっぽい遊色が出ています。
紫陽花みたいですね♪

全体の比較

チャイナ・ブルーで書いた紙のすべて

『カラーバーインク・チャイナブルー』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
紺色よりもやや色っぽく、紫色よりも正統派、なんともミステリアスな青色!

チャイナ・ブルーをグラフィーロ、バンクペーパー、ニーモシネに書いた物

どの紙に書いても大体同じような色が出ましたが、あえて言うなら、ニーモシネとバンクペーパーが他の用紙よりもわずかに紫がかった色が出たと思います。

遊色は、特に筆で塗った部分に出やすかったです。

裏抜け

チャイナ・ブルーで書いた紙をすべて裏返しにした写真

『カラーバーインク・チャイナブルー』で書いた全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
LIFEノートのクリーム紙とホワイト紙には、裏抜けはありませんでした。

チャイナ・ブルーで書いたグラフィーロとバンクペーパーを裏返しにした写真

グラフィーロとバンクペーパーは、筆でインクをかなりのせた部分にのみ透けたような裏抜けがありました。
べったり塗らなければ、裏抜けの心配は無さそうです。

チャイナ・ブルーで書いたニーモシネを裏返した写真

ニーモシネには文字と筆で書いた両方の部分に『チャイナ・ブルー』の裏抜けが見られています。

ぬりたくりをしてみました

チャイナ・ブルーでぬりたくりをした写真

『カラーバーインク・チャイナブルー』でぬりたくりをしてみました!
今回、初めてペンギン柄を使ってみました。
まったり顔のペンギンが、クセになるかわいさをかもしだしています♪

チャイナ・ブルーでぬりたくりをした写真のアップ

『チャイナ・ブルー』を濃いまま塗ったり、薄めて塗ったりしています。
薄めると紫っぽい水色になったりするので、かなり色のバリエーションが楽しめました♪

インクでぬりえカード(商品)

使用したのは、こちらの製品になります。

ペンギンの絵が愛らしいです♪
今回は寒色系で塗りましたが、暖色系でもかわいいカードになると思います!

インクでぬりえカード・裏

まとめ

石丸文行堂の『カラーバーインク・チャイナブルー』は紫がかった濃い青色で、遊色がみられるインクです。濃い青色のため、極細字でも読みやすい文字が書けます。水で薄めると紫っぽい水色になり、着色目的でも楽しめそうです。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
こちらのインクもオススメなので、ぜひチェックしてみて下さい!

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