今回はナガサワ文具センター【Kobe INK物語・アリスの夢】をレビューします。『アリスの夢』は薄い水色のインクで、遊色が出やすい綺麗なインクです。薄い水色の中に色々な遊色が出る様子は、まさに『不思議の国のアリス』のイメージにピッタリ!どんな色なのか、興味のある方はぜひご覧ください!
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『Kobe INK物語・アリスの夢』はどんなインク?
『Kobe INK物語・アリスの夢』は、誠品書店、九ポ堂、ナガサワ文具センターによる3社のコラボによる特別色の万年筆インクです。
容量は50mlで、価格は2,420円(税込)となります。
『Kobe INK物語・アリスの夢』のインクの箱になります。
これがまた、スゴクかわいい!
購入する時に、「なんだコレは!!」と見入ってしまったくらいでした。
ちなみに、側面はこのようなデザインになっています。
箱は九ポ堂さんのデザインになります。
オシャレで大好きな箱です♪
九ポ堂からは、ガラスペンでなぞり書きができる本が販売されています。
インク沼にはたまらない一冊!!
ぜひチェックしてみて下さいね♪
『Kobe INK物語』シリーズについて
『Kobe INK物語』シリーズの万年筆インクは、ナガサワ文具センターから販売されているオリジナルインクです。
名前の通り、神戸の名所や風景をモチーフにして作られている万年筆インクで、豊富な色のラインナップと美しさが特徴のインクです。
インクのフタが大きいので、万年筆にインクを入れやすかったり、ガラスペンが入れやすかったりします。
紙に書くとどんな感じ?
それでは『Kobe INK物語』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト
〇ニーモシネ
〇グラフィーロ
〇バンクペーパー
※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。
使用するガラスペン
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 Piccolo(ピッコロ)
●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
LIFEノート・ホワイト
『Kobe INK物語・アリスの夢』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
色が薄いため、極細字、細字が少し読みづらくなってしまいました。
中字になると、普通に読めるかと思います。
カリグラフィー文字に遊色が出ています。
この遊色の出方が、スゴク綺麗!!
万年筆で書いた「藤」の部分は読めないことはないけれど、読みづらさがあります。
『アリスの夢』を、筆で塗った部分では、色の濃い部分が紫色のような色になっています。
インクを伸ばしていくと紫色を帯びた水色ですが、遊色が出ていてピンクや青緑っぽい色が見えてきます。
『アリスの夢』を水で薄めていくと、水色と言うよりグレーに近い色になっていきました。
不思議な色合いになっています。
LIFEノート・クリーム
『Kobe INK物語・アリスの夢』クリーム紙に書くと、黄色がかった『アリスの夢』の色になりました。
クリーム紙に書いたため、インクの色が変わった様に思えます。
『アリスの夢』を使用するなら、紙が白い方が良いかもしれません。
遊色の出方はホワイト紙と変わりませんでした。
こちらの写真もキレイな遊色が見えました♪
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。
クリーム紙に書いた方は、黄色がかっているのがわかります。
どちらに書いても、文字がちょっと読みづらいかも……
実は私、少し老眼があるので、薄いインクの文字が読みづらいんですよ。読めないことは無いのですが、『アリスの夢』は中字くらいの文字の太さがないと、読むのが辛かったりします。
でも、『アリスの夢』で書いた文字の色、すごくキレイなんです!
目の良い人は万年筆に入れて、ぜひ使ってみて下さいね!
ニーモシネ
『Kobe INK物語・アリスの夢』で、ニーモシネに書いてみました。
文字の濃淡がキレイに出ています。
紙は変わりましたが、文字の見え方はLIFEノートと変わらないと思います。
ニーモシネにも、カリグラフィー文字に遊色が出ています。
実は、『アリスの夢』で文字を書いた直後は、かなり文字が薄くて読みづらいです。
インクが乾いていくにつれて、文字の色が写真ような色になっていきます。
『アリスの夢』を、筆で塗った部分です。
LIFEノートに塗った時よりも、くすんだ色になっています。
穏やかな発色が、とてもキレイに出ています。
ニーモシネに筆で塗った部分には、遊色が見られています。『アリスの夢』は薄めてもキレイな色が出るので、楽しいです♪
グラフィーロ
『Kobe INK物語・アリスの夢』で、グラフィーロに書きました。
カリグラフィー文字に遊色が出ています。
文字の濃淡が美しいですね。
文字の色の出方はLIFEノートやニーモシネと同じように感じます。
万年筆で書いた「藤」の部分は、濃淡はキレイですが、読みづらいですね……。
『アリスの夢』を筆で塗った部分です。
遊色がかなり出ていて、とてもキレイ!
ここまで出るとオーロラっぽいですね。(言い過ぎでしょうか)
『アリスの夢』は、使えば使うほど楽しいです。
もともと遊色の出やすいインクとはわかっているのですが、遊色の出現率が高いとテンションが上がります!
高砂プレミアムバンクペーパー
『Kobe INK物語・アリスの夢』で高砂プレミアムバンクペーパーに書くと、今まで書いた紙とは違う色になりました!
今までの『アリスの夢』は「紫色を帯びた水色」という感じでしたが、バンクペーパーに書くと「青っぽい水色」という感じの色になりました。
このバンクペーパーに書いた『アリスの夢』の色、私的にはかなり綺麗だと思います!
ただ、紫要素が薄くなったせいか、他の紙よりも文字の色が薄く感じられました。
目の悪い人は読むのが厳しいかもしれません。
筆で塗った部分になります。
インクが濃い部分は紫っぽい色に、伸ばしていくと青っぽい水色になりました。
遊色も綺麗に出ています。他の紙よりも遊色の色に明るい青緑色が見られました。
バンクペーパー愛用者には、この色の変わり方はたまらないのではないでしょうか♪
全体の比較
『Kobe INK物語・アリスの夢』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
淡い、紫色を帯びた水色が、所々に遊色が見られています。
まさに、不思議な国のアリスのイメージにピッタリなインクですね!
紙によって、微妙に色に違いがあって面白いです。
特にバンクペーパーの色は、青い色が出てビックリしました!
裏抜け
『Kobe INK物語・アリスの夢』で書いた、すべての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。なんと、ほとんどの用紙に裏抜けは見られず。
ニーモシネに文字と筆で塗った部分に裏抜けが見られています。
ぬりたくりをしてみました
『Kobe INK物語・アリスの夢』で、ぬりたくりをしました♪
淡い水色や紫色の中にピンクや青緑の遊色が見られていて、かなり幻想的な色になりました。
1色しか使っていないのに、ここまで色々な色が見られるのはスゴイ!
使用したのは、『ぬり絵じゃないぬりたくり絵・インクカード( omitment 編 )』です。
ぬりたくり製品は次々と新製品が出ているので、使うのも選ぶのも楽しいですよ!
まとめ
『Kobe INK物語・アリスの夢』は紫色を帯びた薄い水色の万年筆インクです。色が薄いインクのため文字を書くと、人によっては読みづらさがあるかもしれません。遊色の出やすいインクのため、筆などで着色するとピンク色や青緑色などの遊色を見ることができます。『Kobe INK物語』の特別色、ぜひ使ってみて下さいね!
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
『ピエール・カルダン/ Piere Cardin Colours of Fritasy/ブルーベリー・シルバーブルー』は、シルバーブルーのラメとレッドフラッシュがとても綺麗なブルーの万年筆インクです。
興味のある方は、ぜひチェックしてみて下さい!
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