エルバンの万年筆インク【忘れな草ブルー】をレビューしました!忘れな草のブルーの花を表現したインクは、エルバンの中でも人気色!ややくすみのある物憂げなブルーは、大人っぽい印象の色になっています。色々な紙に書いて比較をしているので、気になる人はぜひご覧ください!
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エルバン『忘れな草ブルー』はどんなインク?
『忘れな草ブルー』は、フランスの老舗メーカーである、エルバンの万年筆インクになります。
ボトルインクは30mlとミニボトルの10mlが販売されています。
(写真のインクはミニボトルです。)
カートリッジの販売もされているのですが、カートリッジは『欧州規格の万年筆に使用が可能』とのことです。
色々な万年筆に入れて使いたい人は、ボトルインクがオススメです。
忘れな草の色と花言葉
今まで私は、『忘れな草=青い花』と思っていたのですが、忘れな草の色はブルー、ホワイト、ピンクがあるとのことです!
花言葉もそれぞれ違い、
- ブルー→「真実の愛」「誠の愛」
- ホワイト→「私を忘れないで」
- ピンク→「真実の友情」
と、色によって花言葉が変わります。
いや、ビックリ!!
紙に書くとどんな感じ?
それでは『忘れな草ブルー』で、実際に紙に書いてみましょう。
使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
使用する紙は、一般的に「万年筆を使用に適した用紙」として知られている製品を使用しています。
万年筆に適さない用紙の場合、「文字がにじみやすい」、「インクの裏抜けがしやすい」と、いうことがあります。
〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト
〇トモエリバー
〇グラフィーロ
〇バンクペーパー
※使用する紙は見比べるために、切って使用をしています。
使用するガラスペン
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 リネア
●「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』、カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。
LIFEノート・ホワイト
『忘れな草ブルー』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
ブルーと言われるとブルーなのでしょうが、少しパープルっぽいような色ですね。
文字のアップです。
極細~中字まで、読みやすい色だと思います。
万年筆で書いた『藤』の文字の濃淡がキレイに出ています。
筆で『忘れな草ブルー』のインクを伸ばした部分は、濃い部分がかなり黒っぽい発色になっています。
LIFEノート・クリーム
『忘れな草ブルー』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
少し黄色っぽい発色になっていますが、かなりインクとマッチしています。
文字のアップです。
極細~中字まで、読みやすくなっています。
水でインクを薄めた部分は、だんだんグレーっぽい色になりました。
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
『忘れな草ブルー』で書いたホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。
クリーム紙の方がホワイト紙よりも、黄色っぽい発色になっていますね。
文字の見え方に違いがほとんど差が無いので、どちらの用紙に使っても良さそうです!
こうして並べると、微妙に色に違いがあって、おもしろいです♪
トモエリバー
『忘れな草ブルー』で、トモエリバーに書いてみました。
他の用紙よりも少しピンクっぽいような、パープルっぽいような発色になっています。
他の用紙よりも色が薄めに発色したため、細字が他の用紙よりも読みづらいかもしれません。
細字と中字の読みやすさは問題なさそう。
筆で塗った部分のアップです。
『忘れな草ブルー』を筆で伸ばした部分と、水で薄めた部分では、わずかにピンクっぽい色が出てきました。
忘れな草の花は、ブルーの花の中にピンクっぽい花が混じって咲いていたりするので、この方が忘れな草の感じが出ている気がします♪
グラフィーロ
『忘れな草ブルー』で、グラフィーロに書いてみました。
グラフィーロに書いた『忘れな草ブルー』は、絶妙な色が出ました!
パープルっぽいような色が出たのですが、黒っぽい発色はあまり出なかったと思います。
文字は細字~中字まで、ハッキリと読みやすいです。
筆でインクを伸ばした部分では、インクを多くのせた部分が紺色になりました。
伸ばした色はキレイな『忘れな草ブルー』の色が出ています。
高砂プレミアムバンクペーパー
『忘れな草ブルー』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
バンクペーパーに書いた『忘れな草ブルー』は、用紙の中で一番ブルーの色が強く出ました。
文字のアップです。
極細~中字まで読みやすそうです。
筆で塗った部分のアップです。
インクを伸ばした色も、かなり青色が強く出ています。
水で薄めていくと、くすみのある淡いブルーの色になっていきました。
全体の比較
『忘れな草ブルー』で書いた全ての用紙を、並べた写真がこちらです。
大きく色が変わったわけではないのですが、微妙に色の違いが出たのではないでしょうか?
LIFEノートとトモエリバーは、パープルっぽい色が、グラフィーロとバンクペーパーはブルーっぽい発色が出たと思います。
『忘れな草ブルー』は、濃い色ではないので、文字の色が柔らくなるところが好きです。
青系の色なので、文字が程よく締まった感じに見えるし、読みやすいので、万年筆に入れて使うのがオススメです!
キレイな色なので、着色目的でも楽しめます!
裏抜け
『忘れな草ブルー』全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
なんと、全ての用紙に裏抜け……。
しかし、文字の部分の裏抜けは無く、ベッタリとインクを付けた部分にだけ、裏抜けが見られました。
着色目的で使う時は、裏抜けをしてしまうかもしれませんが、文字を書く時に問題はないかと思います。
ただし、万年筆OKではない用紙を使う場合は、文字でも裏抜けをしてしまうかもしれないので、注意が必要です!
ぬりたくりをしてみました
『忘れな草ブルー』で、ぬりたくりをしてみました♪
くすみのあるブルーの発色になりました!
スモークブルーな感じでしょうか?
少しグレーがかったような、パープルっぽいような、不思議な色です。
使用したぬりたくりカードは、こちらの製品になります!
まとめ
エルバンの『忘れな草ブルー』は、くすみのあるブルーのインクになります。書いた文字が読みやすいインクなので、万年筆に入れて使うのも良いですが、着色目的で使うのもオススメです。用紙によっては少し濃い目になったり、ブルーの色が強目に出たりすることがあります。紙にインクを多くのせると裏抜けすることがありますが、文字の裏抜けは大丈夫そうです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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