「子供でも使いやすい万年筆!」が、大人にも大ヒットの『カクノ』。しかし、使っている大人としては、「子供でも使いやすいように作られているのは、果たしてよいのか?」という話もあります。そこで人気の『カクノ』をレビューしました。万年筆初心者の人も、これから購入を考えている人も、『カクノ』が大好きな人も、ぜひご覧ください!
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製品の内容
カクノの基本的な製品情報は、次の様になっています。
製品名 | カクノ |
品番 | FKA-1SR |
価格 | 1,100円(税抜価格 1,000円) |
種類 | 万年筆 |
サイズ | 最大径φ 16.0mm 全長 131mm |
ペン先 | 特殊合金 |
ペン種 | EF・F・M |
軸・キャップ | リサイクル樹脂 |
適合コンバーター (インキ吸入器) | CON-40 ※カートリッジインキもご使用できます |
ペン先が可愛い
カクノのペン先には、笑顔のマークがデザインされています。
「万年筆を使う時は、ペン先の笑顔のマークを上にして使う」と、子供が認識しやすいようにするためだそうです。
かわいいですよね♪
カラーが豊富
カクノはカラーが多く、オレンジ・ピンク・レッド・ライトグリーン・ブルー・グレー・ソフトピンク・ソフトブルー・ソフトバイオレット・ソフトイエロー・ノンカラーなどが、定番色にあります。
他にも、カクノには『カクノ ファミリーシリーズ』というシリーズがあり、『パパ・ママ・ボーイ・ガール・ベビー』という、ファミリーをイメージした万年筆になります。
ちなみに写真に使われている万年筆が、『カクノ ファミリーシリーズ』の『カクノパパ』。
かわいいデザインなので、ぜひチェックしてみて下さい♪
書き心地について
書き心地が良いことで、かなり評判がいいカクノ。
スルスルとインクが出て、楽に文字が書けるのがいいですね!
それもそのはず、カクノはパイロットの万年筆である、cocoon(コクーン)と同じペン先が使われているのです!
コクーンは使いやすさで評判のいい万年筆のため、カクノで同じペン先が使われていると知った時は驚きました。
また、カクノは書き味と使いやすさなどから、長年万年筆を使用している人からも好評となっています!
LAMY の万年筆『 ラミー・サファリ』との比較
LAMY の万年筆『 ラミー・サファリ』と『カクノ』で書いた紙を、比較してみました。
どちらも細字なので、太さの違いはあまりないかもしれません。
比較すると、カクノは文字の線の太さが均一に出ていて、ラミーは書いた人の特徴が出やすいと思いました。
どちらも書きやすい万年筆です!
ラミーの万年筆が気になる人は、こちらをご覧ください♪
軸が持ちやすい
カクノの特徴として言われるのが、『軸やキャップが六角形のため、子供が万年筆を持ちやすい』という特徴です。
また、カクノのグリップは三角形になっているので、正しい持ち方ができるようになっています。
万年筆はペン先を立てすぎたりすると書くことができないので、持ち方の補助があるのは嬉しいですね。
ただ、太さに関しては、個人的には微妙なところかと思っています。
カクノの軸周囲は 16.0mmあり、この太さは大人が使う様な一般的な万年筆と太さがほとんど変わらないのです。
(ちなみに、ラミーの軸周囲は39mm、ライティブは13.5mm。)
「小学生からすると、カクノは太くないのかな?」と思い、試しに私の小学4年生の子供に持たせてみたのですが、なんと持ちやすいと話していました!
やはり、グリップのおかげのようです♪
キャップについては賛否あり
子供が安心して使えるように設計しているカクノは、キャップが外しやすいようにくぼみができていたり、キャップを飲んだ時に窒息予防のため、キャップに穴が開いています。
「キャップ飲み込むような年の子に、万年筆使わせるのかな?」という疑問はありますが、「子供が安心」という内容からデザインされたのでしょう。
もしかしたら、ふざけてキャップを口に入れる小学生がいるかもしれないし。
(昭和の小学生はやってましたね。)
ただ、このキャップに穴が開いているため、「カクノはインクが乾きやすい」という、話がかなり多い!!
一週間でドライアップをしてしまう話もあります!
キャップの穴を塞いで、ドライアップを防ぐ
そこで私は、「カクノの穴を塞げば、インクが乾きづらくなる」という話を聞き、カクノのキャップの穴をUVレジンで娘に塞いでもらいました。
レジンで塞いだ写真を載せていますが、娘が職人レベルにキレイに塞いだため、レジンが付いているのかわからないかと思います……。
こうしてカクノを使っているのですが、インクは乾くことなく使えています。
少なくとも10日くらいは乾かないみたいです。
(少なくとも7~10日以内には私が使っているため)
ちなみに、穴を塞いだキャップは飲み込んだら危険なので、小さな子供のそばには置かないようにしましょう!
(ちなみに、製品の改造は自己責任となりますので、ご了承ください。)
両用式でコンバーターが使える
別売りにはなりますが、カクノは両用式なのでコンバーター(インキ吸入器)が使えます。
1000円くらいの万年筆でコンバーターが使えるのは、インク沼住人にとってお財布に優しいので、ありがたい!
カートリッジインクもいいけれど、好きなインクを入れて万年筆を使うのも楽しいです♪
適合コンバーターは、「CON-40」になります。
人気キャラとコラボ
カクノは、人気キャラクターやイラストレーターとのコラボ商品が販売されることがあります。
最近では、ドラえもんやポケットモンスター、イラストレーターのmizutamaさんとのコラボ商品がありました。
カクノを購入しようと思った時に、コラボ商品を探すのも面白いですよ♪
デザインが気になるならコクーンを
カクノは「安価で子供が使いやすい万年筆」を売りにしていることもあり、ややデザインが安っぽいと感じる人は多いでしょう。
そのように思う人には、cocoon(コクーン)がオススメです。
コクーンはカクノと同じペン先なので、カクノと同じような書きやすさがあります。また、シンプルでスタイリッシュなフォルムなので、男女問わずにオススメです!
まとめ
パイロットの万年筆『カクノ』は、子供から大人まで安心して使うことができる万年筆となっています。書き心地などの使用感が良く、リーズナブルな価格のため、万年筆初心者の人にも、大人買いをしたい人にもオススメです。両用式のため、カートリッジとコンバーターを使うことができます。ただし、インクが乾きやすい仕様となっているため、インクを入れたら日を開けずに使用するようにしましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
パイロットの万年筆インクの月夜は、人気のあるブルーブラックになります。
興味のある方は、こちらをご覧ください。
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