セーラー万年筆のインク『四季織・夜桜』をレビューしました!くすみのあるピンクの様な、紫の様な絶妙な美しい色合いは、まさに『夜桜』のイメージにピッタリ!品のある穏やかな色なので、とても使いやすい色になっています。大人のピンク色を探している人、『夜桜』の発色が気になる人は、ぜひご覧ください。
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『四季織・夜桜』はどんなインク?

『四季織・夜桜』は、セーラー万年筆のSHIKIORI ―四季織― の万年筆インクになります。
インクは水性染料で、20mlのボトルインクとカートリッジが販売されています。

インクの色は紫色っぽい紅色って感じでしょうか。
色っぽい色になっています♪

紙に書くとどんな感じ?
それでは『夜桜』で、実際に紙に書いてみましょう。
使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
使用する紙は、一般的に「万年筆を使用に適した用紙」として知られている製品を使用しています。
万年筆に適さない用紙の場合、「文字がにじみやすい」、「インクの裏抜けがしやすい」と、いうことがあります。

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

〇トモエリバー

〇グラフィーロ

〇バンクペーパー
※使用する紙は見比べるために、切って使用をしています。
使用するガラスペン

○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 リネア
●「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』、カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。
LIFEノート・ホワイト

『夜桜』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
ピンクがかった薄紫色にくすみがあって、落ち着いた雰囲気の色になっています。

文字のアップです。
クッキリとした色ではありませんが、極細字のような細い字も読みやすいですね。

筆で塗った部分のアップです。
インクを多く乗せた部分は、かなり濃い色になっています。
水で薄めていくと、薄い紫色になっていきました。
LIFEノート・クリーム

『夜桜』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
暖色系の色のためか、クリーム紙との色の相性は抜群ですね!

文字のアップです。
キレイな濃淡が出る文字になりました。

筆で塗った部分のアップです。
LIFEノートのマス目柄にそって、インクがマス目っぽく濃い所と薄い所が出ています。
LIFEノートのクリームとホワイトの比較

『夜桜』で書いた、ホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。

クリーム紙の方が、ホワイト紙よりもインクの色がやや黄色っぽく見えました。

どちらも文字が読みやすくて、使いやすそうです。
どちらの用紙に書いても、美しい色ですね!
トモエリバー

『夜桜』で、トモエリバーに書いてみました。
用紙の中では、一番淡い発色になりました。
少し儚げに見えて、キュンとしてしまいました!

文字のアップです。若干、細字の色が薄く感じますが、読むのに問題はないかと思います。
ピンク系ではありますが、品のある落ち着いた色なので、大人っぽいカラーになっていますね。

万年筆で書いた『藤』の文字は、キレイな濃淡が出ています。
筆で塗った部分では、ちょっと白っぽい色になったかな?
水で薄めていくと、淡い色にはなりましたが、色に大きな変化はありませんでした。
グラフィーロ

『夜桜』で、グラフィーロに書いてみました。
キレイな『夜桜』の色が広がりました!
他の用紙よりも、わずかにくすみが強いかも。

文字のアップです。
くすみは他の用紙よりも出ましたが、色はしっかりと出ているので、文字が読みやすくなっています。

筆で塗った部分のアップです。
キレイなピンクっぽい薄紫色が出ています。
高砂プレミアムバンクペーパー

『夜桜』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
バンクペーパーは、インクによっては色の変化があることがありますが、『夜桜』は他の用紙と変わらない発色が出ていました。

文字のアップです。濃淡がキレイにでています。
発色の感じは、『LIFEノート・ホワイト』に近いと思いました。

筆で塗った部分のアップです。
こちらも、美しい発色ですね。
インクによっては違う発色を出すことがあるバンクペーパーですが、『夜桜』は他の用紙と変わらない発色が出るようです。
全体の比較

『夜桜』で書いた、全ての用紙を並べてみました。
『夜桜』の発色に、大きな差はありませんでした。

若干ではありますが、トモエリバーはやや淡い発色です。
どの用紙もキレイな発色で書くことができたので、使うことが楽しくなりますね♪

『夜桜』と言う名前なので、春のイメージがありましたが、落ち着いた色なので、他の季節にも使いたくなる色だな~と思いました!
裏抜け

『夜桜』全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。

まず、『LIFEノート』は文字や筆で塗った部分に、裏抜けはありませんでした。
お見事です!

『トモエリバー』、『グラフィーロ』、『バンクペーパー』は、文字の裏抜けは無かったのですが、筆で塗った部分は裏抜けが見られています。

特に『トモエリバー』は裏抜けが広範囲にありました。
文字を書く分には問題はなさそうですが、絵を描くなど、着色目的で使う場合は裏抜けをすると思って使った方がいいかもしれません。
ぬりたくりをしてみました

『夜桜』で、ぬりたくりカードに色を塗りました!Tono&Limsさんのデザインのクマさんのカードを使用しています。
むむ~ん、ム~ディ~!

『夜桜』というネーミングに合った、ムーディーな色♪
キレイなくすみピンクの色になりました♪
可愛いけれど、大人っぽいクマさんです!
使用したのは、こちらの製品になります。

『夜桜』万年筆・ボールペン
セーラー万年筆のSHIKIORI ―四季織― 月夜の水面シリーズでは『夜桜』をイメージした万年筆、ボールペンが販売されています。大人っぽいピンクのカラーです。


ボトルインクとカートリッジ
『四季織・夜桜』には、ボトルインクとカートリッジがあります。
コンバーターがある万年筆を使用している人はボトルインクがオススメです。

セーラーの万年筆を使用されている人は、カートリッジインクの使用ができます。

まとめ
『四季織・夜桜』は、くすみのあるピンク色で、やや薄紫色にも見えるインクになっています。濃い色ではありませんが、極細字~中字まで読みやすい発色が出ます。品のある美しい発色が出るため、筆記以外にも、着色目的での使用もオススメです。用紙の裏抜けがややしやすい万年筆インクのため、使用の際は少し注意が必要です。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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