今回はナガサワ文具センターの【Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント】をレビューします!『東川崎ハーバーミント』は薄緑色のインクで、落ち着いていて、優し気な雰囲気のある色になります。文字を書いてもステキなインクですが、着色目的で使っても楽しめるインクなので、ぜひオススメです。ミント色のインクが気になっている人は、ぜひご覧ください!
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『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』はどんなインク?
『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』は、ナガサワ文具センターから販売されている万年筆インクです。容量は50mlで、価格は1,980円(税込)になります。
『Kobe INK物語』シリーズについて
『Kobe INK物語』シリーズの万年筆インクは、ナガサワ文具センターから販売されているオリジナルインクです。
定番色から特別色も合わせると、100種類以上はあるくらい豊富なラインナップ。
他のメーカーで「探している色が見つからない!」という時も、『Kobe INK物語』シリーズで見つけられることがあるので、ぜひお店もチェックしてみて下さいね!
紙に書くとどんな感じ?
それでは『Kobe INK物語・・東川崎ハーバーミント』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト
〇ニーモシネ
〇グラフィーロ
〇バンクペーパー
※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。
使用するガラスペン
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 Piccolo(ピッコロ)
●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
●大文字の「藤」の文字は、万年筆の細字で記入しています。
LIFEノート・ホワイト
LIFEノート・ホワイト紙に『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書きました。
くすみのある薄い緑色が、柔らかい雰囲気を出しています!
薄めの色なので、若干文字が読みづらいかもしれません。
極細字、細字はまあまあ読めると思います。
中字になると、文字に太さがあるので読みやすいですね。
万年筆で書いた「藤」の文字は濃淡がキレイに出ています。
『東川崎ハーバーミント』を筆で塗った部分です。
色の濃い部分は、かなり濃い緑色になっています。植物のクローバーみたいな色になっています!
水で薄めると、くすみが入った薄い緑になっていきました。
LIFEノート・クリーム
LIFEノート・クリーム紙に『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書きました。
クリーム紙の色と、『東川崎ハーバーミント』の色が馴染み過ぎているせいか、文字がホワイト紙よりも読みづらくなってしまいました。
中字でも老眼が入ってきた私には、ややキツイかも……。
『東川崎ハーバーミント』を筆で塗った部分になります。
水で薄めていくと、黄色を帯びた薄い緑色になっていきました。
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書いたLIFEノートのクリーム紙とホワイト紙を並べてみました。
ホワイト紙とクリーム紙を比べると、クリーム紙の『東川崎ハーバーミント』が黄色がかっていることがわかります。ホワイト紙の方が、文字は読みやすそうですね。
ただ、クリーム紙に書いた色合いは、ちょっとノスタルジックな雰囲気が出ている感じがして、私的にはアリだと思いました♪
使い方次第では、どちらの用紙も楽しめるかと思います。
ニーモシネ
ニーモシネに、『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書きました。
ニーモシネは穏やかに色が定着しやすくて、いい色が出るな~と、いつも思います。
極細字、細字だとやや読みづらいですね。
中字までになると太さや色の濃さが出るので、文字が読みやすくなっています。
万年筆で書いた「藤」の文字も若干薄目ではありますが、読めるレベルの濃さです。
筆で塗った部分の色の濃い部分は、LIFEノートよりも渋めな色が出ました。色を伸ばしていくと、『東川崎ハーバーミント』らしい色が出てきます。
水でインクを薄めていくと、くすんだ薄い緑色になりました。
グラフィーロ
グラフィーロに『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書きました。
他の用紙よりも、明るいミントっぽい発色になりました。
文字のアップです。他の用紙よりも極細字や細字が読みやすい気がします。
『東川崎ハーバーミント』発色がやや濃い目に出たようです。
そのためか、万年筆で書いた「藤」の文字もLIFEノートよりは読みやすいです。
筆で塗った部分です。文字が濃い目に感じたので、「筆で塗ると濃い目になるのかな?」と思いきや、くすみのある明るい薄緑色。
他の用紙よりもくすみが少し弱くなって、ややクリアな発色になったと思います。かなりミントっぽい色になりました♪
バンクペーパー
バンクペーパーに『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書きました。なんと、他の用紙よりも、少し薄めの発色になりました。今までの用紙よりも黄緑色になったように思えます。
文字の色が儚げな色で美しい!
けれど、儚げすぎて読みづらい……。
特に極細字と細字については、文字は読めることは読めるけれど、読みやすさ重視の人には厳しそうです。
中字になるとグッと読みやすくなります。
しかし、インクの定着が良い用紙のため、「藤」の文字は読みやすいです。
『東川崎ハーバーミント』を筆で塗った部分は、ややクリアな発色となっています。
インクを水で薄めた部分も、キレイな薄緑色が出ました。
全体の比較
『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
かわいいような、落ち着いているような、くすみのある薄緑色の発色が素敵なインク♪
発色については、基本的に大きな差が出ないインクだと思いました。
若干の差ではありますが、『東川崎ハーバーミント』のくすみが一番出たのはニーモシネ、クリアな発色が出たのはバンクペーパーだと思います。
色が薄めのため、どの用紙に書いても、極細字や細字が読みづらいところがありました。
裏抜け
『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で書いた、全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
LIFEノートのクリーム紙とホワイト紙、グラフィーロは裏抜けとまではいきませんが、やや透けて書いてある色が見えました。気になる人は、気になるかもしれません。
ただ、この部分はインクを多く塗った部分なため、塗りすぎなければ気にせず使えるかと思います。
バンクペーパーはインクを多くのせた部分に裏抜けがありました。
ニーモシネはインクを多くのせた部分以外にも、文字を書いた部分にわずかに裏抜けが見られています。
To Do リストを書いてみました
『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』で、To Do リストを書いてみました!
今回は透明なマスキングテープとシールを使ってデコレーションしています。
文字にすると読みづらいって言っていたのになんで?と、思われている方、申し訳ありません。
けれど、『東川崎ハーバーミント』の文字を一面に書くと、淡くてかわいい感じになるんですよ!
私は自分の手帳に週一回To Do リストを書いていて、ほとんどが濃い目の色を使って文字を書いています。けれど時々、「今週は落ち着いた気持ちで過ごしたいな」、「癒されたい」と思うときは、淡い色を使うことがあります。
気分重視したい時ってあるんですよぉ!(老眼進みませんように……)
ちなみに、一緒に使ったインクは『神戸INK物語・アリスの夢』になります。
まとめ
『Kobe INK物語・東川崎ハーバーミント』は、ナガサワ文具センターから販売されているオリジナル万年筆インクです。ややくすみのある薄い緑色で、柔らかく落ち着いた雰囲気のあるインクになります。
筆記重視で使用する場合、薄めの色のため細い字だと少し読みづらいかもしれません。そのため、文字を書く際は細字や中字など、ある程度の文字の太さがある万年筆(またはガラスペン)で書くことをオススメします。
筆で塗ると優しいミント色で、水で薄めるとキレイな薄いミント色になっていくので、着色目的での使用もオススメです。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます!
To Do リストで使用した『Kobe INK物語・アリスの夢』はこちらで詳しくレビューしています。とてもキレイなインクなので、ぜひ読んでみて下さい♪
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