今回は【四季織・仲秋】を紹介します。わずかに紫色がかかったこの色は、「仲秋の名月」の夜空のような色。真っ黒すぎないこの色は、どこか穏やかな印象の色になっています。ブラック系の万年筆インクをよく使っている人や筆記重視の人、興味のある人は、ぜひご覧ください!
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『四季織・仲秋』はどんなインク?
![セーラー万年筆・『四季織・仲秋』](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/8fbd8898a2963f1e1342a1e8b0353f70-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』は、セーラー万年筆から販売されている、万年筆インクになります。
『SIKIORI-四季織』は、日本の自然が織りなす四季を感じる筆記具シリーズとされており、万年筆や万年筆インクなどが販売されています。
![セーラー万年筆・『四季織・仲秋』の蓋を開けた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/0e74055248ff0003f081d1cd29a47055-1024x683.jpg)
ボトルインクは20mlで1,320円(税込)、カートリッジインクは3本入りが385(税込)です。
ボトルインクの蓋を開けた時のインクの色は、やや紫色をおびた黒色ですね。
紙に書くとどんな感じ?
それでは『四季織・仲秋』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
![LIFEノート](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/06/IMG_0574-1024x683.jpg)
〇LIFEノート・ホワイト
〇LIFEノート・クリーム
![三善トモエリバー](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/d19a5b6f1d5c0da2bacbe57d43f40366-1024x683.jpg)
〇三善トモエリバー
![グラフィーロ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/06/bb190d55112ca8a76ee9f161049db052-1-1024x683.jpg)
〇グラフィーロ
![高砂プレミアムバンクペーパー](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/06/658d847b3fe533970879fc7948c99d93-1-1024x683.jpg)
〇高砂プレミアムバンクペーパー
※使用する紙は見比べるため、紙を切って使用しています。
使用するガラスペン
![ガラスペン](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/74bd77fb525425b00f606dac1a122ad3-1024x683.jpg)
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 リネア
●「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』、カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。
LIFEノート・ホワイト
![『四季織・仲秋』で、LIFEノートのホワイト紙に書いた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/2a393c682a904ca7c7727368a1804669-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
くすみのある、落ち着きのある深い色ですね。
![『四季織・仲秋』で、LIFEノートのホワイト紙に書いた文字のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/a94e6088d09a2650fcf6804f85baf1d1-1024x683.jpg)
文字のアップです。
濃い色のインクなので、読みやすさは抜群です。
文字の濃淡がキレイですね!
![『四季織・仲秋』で、LIFEノートのホワイト紙に筆で塗った部分のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/cfc97c6e461132a1b8e7ca628a47c636-1024x683.jpg)
筆で塗った部分のアップです。
インクを多くのせた部分はかなり黒いですが、筆で伸ばしていくと、やや紫色がかかった色が出てきました。
水で薄めていくと、黒色がかった紫色になっていきました。
LIFEノート・クリーム
![『四季織・仲秋』で、LIFEノートのクリーム紙に書いた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/3519512c32f66140cf5f8f1e9928f23b-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
かなりハッキリとした、ブラック色になっています。
![『四季織・仲秋』で、LIFEノートのクリーム紙に書いた文字のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/36fa0df7f2bac1f4e99bf6291d70da54-1024x683.jpg)
文字のアップです。
『四季織・仲秋』で書いたカリグラフィー文字の色は、濃いグレーになっていますね。
極細の文字はグレーっぽい文字ですが、細字や中字はかなりブラック色です。
![『四季織・仲秋』で、LIFEノートのクリーム紙に筆で塗った部分のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/100ede3a66ed43b606edf0771537cb45-1024x683.jpg)
筆でインクを塗った部分です。
「筆で伸ばしたら、真っ黒なのかな?」と思いきや、くすみのある、紫がかった黒色になりました。
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
![『四季織・仲秋』で書いた、ホワイト紙とクリーム紙](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/388c90b7941347f20677f707bcff5b0b-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で書いた、ホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。
ホワイト紙の『仲秋』は穏やかな色が、クリーム紙の『仲秋』は、ホワイト紙よりもハッキリとした色が出ています。
![『四季織・仲秋』で書いた、ホワイト紙とクリーム紙のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/d5a65d2d2164fe6b2ec108b5ecb4a9af-1024x683.jpg)
ホワイト紙とクリーム紙のどちらでも違和感なく使えますね!
三善トモエリバー
![『四季織・仲秋』で、三善トモエリバーに書いた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/34aeae016d9f46dcb7ae4f01bc76e804-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で、三善トモエリバーに書いてみました。
トモエリバーに書いた『仲秋』は、用紙の中では一番紫色を帯びた色になりました。
![『四季織・仲秋』で、三善トモエリバーに書いた文字のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/5f5cab927e3ad2a8c3eda6b8b9d3ee3a-1024x683.jpg)
文字の濃淡がキレイに出ています。
![『四季織・仲秋』で、三善トモエリバーに筆で塗った部分のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/d5aa697297124dc600125fe9d52c2d58-1024x683.jpg)
水でインクを薄めていくと、黒っぽい薄紫色と、わずかに緑っぽい色が出てきました。
グラフィーロ
![『四季織・仲秋』で、グラフィーロに書いた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/9c97f362b792f9a76a152d4cd469765f-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で、グラフィーロに書いてみました。
グラフィーロに書いた『仲秋』は、青みのある紫色っぽい黒色になりました。
ブルーブラックな感じですね。
![『四季織・仲秋』で、グラフィーロに書いた文字のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/0ee79dbc2a86cbd202ed41738dc00f6b-1024x683.jpg)
文字のアップです。
この色の『仲秋』も、とてもシックな色ですね。
![『四季織・仲秋』で、グラフィーロに筆で塗った部分のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/bcb358e7abc32798e417fd9ad4ac7bd7-1024x683.jpg)
筆でインクを伸ばすと、くすみのある紫色っぽい黒色が出てきました。
水でインクを薄めていくと、薄い青紫色になりました。
高砂プレミアムバンクペーパー
![『四季織・仲秋』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/af22fae4044b844c50fb31f8bba9f532-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
なんと、バンクペーパーに書いた『仲秋』は、暗めのモスグリーン色になりました!
こんなに色が変わるの⁉
上記のようなブラックのような色が出てくると思ったので、ビックリしました。おもしろいですね♪
![『四季織・仲秋』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いた文字のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/c7c8b8932be8e266d0dd9149220719cf-1024x683.jpg)
文字のアップです
暗めのモスグリーン色で、オシャレな文字の色になりました。
色のくすみ具合は、他の用紙と変わらないみたいです。
![『四季織・仲秋』で、高砂プレミアムバンクペーパーに筆で塗った部分のアップ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/0357ca5351981df574c2980fff76d3b9-1024x683.jpg)
水でインクを薄めていくと、フォギーブルーというか、鈍い浅葱色のような色になっていきました。
![](https://kimama-ink.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
全体の比較
![『四季織・仲秋』で書いた、全ての用紙を並べた写真](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/011fe1f616864d55bff628eccac15b19-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
こうして比べると、紙によって『仲秋』の色にわずかに違いがあることがわかります。
![『四季織・仲秋』で書いた、グラフィーロとバンクペーパー](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/b8137fb2e27b3f1fd591bcade0cb7b61-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』は暗めの濃いインクなので、主に筆記にオススメします。
特に、ブラックインクをよく使う人に、気分転換に使ってみてほしいです!
裏抜け
![『四季織・仲秋』で書いた、全ての用紙の裏側](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/80a59fafef549675243901d05e9b809e-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
文字を書いた部分は、すべての用紙に裏抜けはありませんでした!
ただ、インクをベッタリと多くのせた部分は、気になる感じがありました。
インクをベッタリと塗った部分については、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙、バンクペーパーに、インクが透けるような見え方をしています。
![『四季織・仲秋』で書いた、トモエリバーとグラフィーロの裏側](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/6ef5218fba11f863536c8d5378fb9a88-1024x683.jpg)
トモエリバーとグラフィーロには、インクをベッタリとのせた部分に裏抜けがみられました。
筆でインクを塗る時は、気をつけて使用してみるといいと思います。
しかし、なぜオレンジ色っぽい裏抜けになったのでしょう?
オレンジ色が見えないインクなのに不思議ですね……。
カーボンインクとの比較
![『四季織・仲秋』と、プラチナ万年筆の『カーボンインク・ブラック』で書いたニーモシネ](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/c63048540bc0f7c9669474c626d14311-1024x683.jpg)
『四季織・仲秋』と、プラチナ万年筆の『カーボンインク・水性顔料インク・ブラック』を、比べてみました。
![『四季織・仲秋』と、プラチナ万年筆の『カーボンインク・ブラック』で書いた用紙とインクボトル](https://kimama-ink.com/wp-content/uploads/2023/10/dcbc49c7c9e780b57c662c98976a29e0-1024x683.jpg)
『カーボンインク・水性顔料インク・ブラック』は、「本格真っ黒文字用」とインクの箱に書いてあるくらい、真っ黒のインク。
こうしてみると、『仲秋』はそこまで黒くないんだな、と思いました。
ややブルー系というか、パープル系の色に見えます。
![](https://kimama-ink.com/wp-content/plugins/pochipp/assets/img/pochipp-logo-t1.png)
まとめ
セーラー万年筆から販売されている『四季織・仲秋』は、くすみのある紫色を帯びた濃い色のインクになります。使う用紙によっては、『四季織・仲秋』の色に違いが出ることがあります。ブラックの様なパープル系のインクのため、極細字でも文字が読みやすいインクとなります。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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インクの裏抜けがしづらい手帳なので、ぜひご覧ください!
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