【レビュー】『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』 万年筆インク

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』のレビューをしました!アール・ヌーボー時代の流行色をイメージしたという、このインクはオシャレでムードのある濃いグレーになっています。コンクリートのような色だけど、なんだかオシャレ⁉呉竹の新作シリーズ、興味のある方は、ぜひご覧ください!

※このサイトは、PR広告を掲載しています。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク』はどんなインク?

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』

株式会社呉竹が設立した1902年頃、世界ではアール・ヌーヴォーの最盛期でした。
その当時に人気があったカラーリトグラフをモチーフに、時代の流行色をイメージしたのが、『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク』シリーズになります。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』の蓋を開けた様子

インクは、水性染料になります。
私は今回、「コンクリートグレイ」を購入しました。
インクの色はかなり黒っぽくて、墨汁みたいな色に見えました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』の外箱

ちなみに、このシリーズは全6色あり、「クロームイエロー」、「パーキンモーブ」、「コンクリートグレイ」、「ジョルナイグリーン」、「オールドローズ」、「マホガニーブラウン」が販売されています。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』の外箱・側面

どの色もムードのある、大人っぽい色になっていますよ!
外箱やインクボトルにアールヌーボーのデザインが入っていて、かなりオシャレ♪

紙に書くとどんな感じ?

それでは『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。

使用する紙

LIFEノート

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

トモエリバー

〇トモエリバー

グラフィーロ

〇グラフィーロ

高砂プレミアムバンクペーパー

〇バンクペーパー

※使用する紙は見比べるために、切った紙を使用しています。

使用するガラスペン

ガラスペン

〇極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ) 
ペタル 透明 細軸
〇細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ) 
太軸コルセット
〇中字・・・・・工芸装置 リネア

●「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』、カリグラフィーの文字は、スピードボールを使用しています。

※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。

LIFEノート・ホワイト

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、LIFEノートのホワイト紙に書いた写真

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
わずかにカーキ色が見えるグレーですね。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』でホワイト紙に書いた、文字のアップ

文字のアップになります。
極細字~中字まで、文字がクッキリとしていて読みやすくなっています。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』でホワイト紙に筆で塗った部分

『コンクリートグレイ』を、筆で塗った部分のアップです。
濃く塗った部分は、かなり黒っぽい色が出ました。
インクを伸ばすと、カーキっぽいグレー色が出てきました。
水で薄めていくと、薄いグレーになっていきます。

LIFEノート・クリーム

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、LIFEノートのクリーム紙に書いた写真

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。 
やや黄色味のある色になりましたが、『コンクリートグレイ』と色がマッチして、オシャレな色になりました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、LIFEノートのクリーム紙に書いた文字のアップ

文字のアップです。(極細字の所で間違えてしまい、すみません。)
クリーム紙に書いた文字は、ホワイト紙と同じくらい読みやすくなっています。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、LIFEノートのクリーム紙に筆で塗った部分のアップ

万年筆で書いた『藤』の部分の濃淡がいいですね。
筆で塗った部分は、クリーム紙の影響で、やや黄色っぽいグレーになりました。

LIFEノートのクリームとホワイトの比較

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙のアップ

クリーム紙のインクの色は、ホワイト紙のインクの色よりも、黄色味が帯びているのがわかります。
でも、そこがイイ感じな気がします♪

どちらの用紙に書いても文字が読みやすく、色も合いやすいと思いました。

トモエリバー

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、トモエリバーに書いた写真

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、トモエリバーに書いてみました。 
トモエリバーにも、カーキっぽいグレーの色が出ていますね。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、トモエリバーに書いた文字のアップ

文字のアップです。
太文字の濃淡がキレイに出ています。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、トモエリバーに筆で塗った部分

筆で塗った部分のアップです。
『コンクリートグレイ』を筆で伸ばした部分が、滑らかな感じで色が定着しています。
水で薄めていくと、薄いグレーになりました。
若干カーキっぽいかな?

グラフィーロ

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、グラフィーロに書いた写真

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、グラフィーロに書いてみました。
用紙の中でも緑色っぽい色が出なかったように思えます。
かなり黒っぽい色のグレーの色になりました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、グラフィーロに書いた文字のアップ

文字のアップです。
グラフィーロは黒っぽい反応が出たせいか、他の用紙よりも文字が読みやすいように感じました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、グラフィーロに筆で塗った部分

筆で塗った部分のアップです。
『コンクリートグレイ』の色が、かなり黒色になりました。
水で薄めたインクも、「カーキっぽいグレー」と言うよりは、「黒を薄めたグレー」のような色ですね。

高砂プレミアムバンクペーパー

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いた写真

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
わずかにカーキ色のようなグレーが出ています。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いた文字のアップ

文字のアップです。
バンクペーパーは、インクによっては変化が出やすい用紙ですが、『コンクリートグレイ』は大きな色の変化はないようです。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で、高砂プレミアムバンクペーパーに筆で塗った部分

筆で塗った部分のアップでは、濃い目に塗った部分が、かなり黒っぽい感じになりました。

全体の比較

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、全ての用紙

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、全ての用紙を並べました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とトモエリバー、グラフィーロ

極細字~中字まで、文字がかなり読みやすいですね!
筆記の時は、主にブラックを使う人でも使いやすい色だと思いました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、LIFEノートのクリーム紙とグラフィーロ、バンクペーパー

全体的に、「わずかにカーキっぽい色が出る濃いグレー」という印象でした。
中でもグラフィーロは、かなり黒っぽい色が出たと思います。

それにしても、シックでカッコイイ色が出ましたね~!

コンクリートって、こんなイイ色だった?q(≧▽≦q)

と、つい思ってしまいました♪

裏抜け

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』全ての用紙を裏返た写真

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
すべての用紙に、文字の裏抜けは、ありませんでした!

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙の裏側

LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙は、「筆でインクを多く塗った部分に、うっすら見えるかな?」と、いうくらいです。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、トモエリバーとグラフィーロ、バンクペーパーの裏側

トモエリバー、グラフィーロ、バンクペーパーの裏側は、緑色の裏抜けが見られました。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』で書いた、バンクペーパーの裏側

全ての裏抜けをした部分ですが、この部分は『コンクリートグレイ』のインクを、かなりドップリと塗った部分になります。
他の部分に裏抜けが見当たらないところを見ると、重ね塗りなどインクを付けすぎなければ、裏抜けがしづらいと思います。

※他の用紙を使用する時は、注意して下さいね!

カーボンインクとの比較

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』と、プラチナ万年筆の『カーボンインク・水性顔料インク・ブラック』の比較

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』と、プラチナ万年筆の『カーボンインク・水性顔料インク・ブラック』を、比べてみました。
『カーボンインク・水性顔料インク・ブラック』は、「本格真っ黒文字用」とインクの箱に書いてあるくらい、真っ黒のインクです。

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』と、プラチナ万年筆の『カーボンインク・水性顔料インク・ブラック』の比較のアップ

カーボンインクのブラックと比べると、『コンクリートグレイ』は、結構くすみが入っていて、文字や発色が柔らかい印象に思えました。
落ち着いた感じの色が出て、良いですね!

まとめ

『呉竹 ink-Cafe アール・ヌーボーカラーインク・コンクリートグレイ』は、極細字~中字までハッキリと読みやすい色の万年筆インクになります。用紙によって大きく色の変化は見られず、くすみのある濃いグレーの中に、わずかにカーキ色が見える色でした。筆記の時はブラックを主に使う人でも、使いやすい色だと思います。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます!

いつもとは違う万年筆インクが使ってみたい人は、【つけペン用ボトルインク Dipton ・ Dark cave/ダークケイブー 暗い洞窟 ー 】がオススメ♪一見すると濃い青緑色のインクは、光に反射させると鮮やかなレッドフラッシュが見られます。

Follow me!

コメント

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました