『色彩雫・月夜』のレビューをします。色彩雫シリーズの中でも特に人気の高い『月夜』は、文字が読みやすく、着色目的で使うことも楽しめるインクです。1つは持ちたいブルーブラック、特にオススメの万年筆インクです。これからインクを買おうとしている人も、インク沼初心者の人も、ぜひご覧ください!
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『色彩雫・月夜』はどんなインク?
『色彩雫・月夜』は、パイロットから出ている『irosizuku・色彩雫(いろしずく)』というシリーズの万年筆インクになります。
2023年9月の時点では『irosizuku・色彩雫(いろしずく)』シリーズは24色が販売されています。
色彩雫は50mlで1,650円(税込)となりますが、ミニサイズの3色セットは15mlが3セットで2、310円(税込)となっています。(買うお店によって、値段が変わることがあります。)
お試し気分でミニサイズから始めたい人や、色々な色を使いたい人にオススメです。
※今回掲載したのは、ミニサイズになります。
紙に書くとどんな感じ?
それでは『色彩雫・月夜』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト
〇ニーモシネ
〇グラフィーロ
〇バンクペーパー
※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。
使用するガラスペン
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 Piccolo(ピッコロ)
●カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を、漢字の「藤」の字はPILOTの『カクノ・中字』を使用しています。
※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。
LIFEノート・ホワイト
『色彩雫・月夜』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
文字のアップです。
『月夜』は濃くて暗い色のため、極細字からクッキリとした字で読むことができます。
カリグラフィー文字の濃淡がかなりキレイに出ています。
筆で『月夜』を伸ばした部分です。
濃い青色がキレイに発色しています。
水で薄めていくと、薄い青色になっていきました。
『月夜』はフラッシュが出るインクなので、フラッシュを撮影しました。
文字の部分には少しだけレッドフラッシュが出たのですが、かなり見づらいですね。
インクを濃くのせた部分に、レッドフラッシュが見られています。
キレイにフラッシュが出ていますね♪
LIFEノート・クリーム
『色彩雫・月夜』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
クリーム紙に書くと、ホワイト紙とは、また違った感じの色になりました。
これはこれで、カッコイイ色なのではないでしょうか。
文字のアップになります。
極細字~中字まで、すべて文字が読みやすくなっています。
万年筆で書いた「藤」の文字には、『月夜』のキレイな濃淡ができています。
水で薄めていくと、やや黄色っぽい発色の薄まり方になりました。
フラッシュの確認です。
こちらもLIFEノートのホワイト紙と同様のレッドフラッシュの出方をしています。
フラッシュはちょっとでも見えると、楽しくなりますね♪
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
『色彩雫・月夜』で書いた、LIFEノートのクリーム紙とホワイト紙の比較をしてみました。
ホワイト紙とクリーム紙を比べると、クリーム紙の色のインクがやや黄色っぽくなっているのがわかります。
『月夜』は、ホワイト紙はもちろんのこと、クリーム紙に書いても合う色。
ホワイト紙もクリーム紙も、私はどちらも好きなので、両方に合うインクはありがたいです。
ニーモシネ
『色彩雫・月夜』で、ニーモシネに書いてみました。
他の用紙よりも、『月夜』の色にくすみが出て、色が少し淡くなりました。
そのためか、やや薄めの色になっています。
雰囲気が少し変わってビックリしましたが、これはこれでいいですね!
文字のアップです。
どの文字も濃く発色しているため、読みやすくなっています。
筆で『月夜』を塗った部分です。
かなりベッタリとインクをのせたのですが、思ったより濃い発色になりませんでした。
しかし、色はとてもキレイに発色しています。
『月夜』を水で薄めていくと、薄い水色になっていきました。
フラッシュの確認をしましたが、ニーモシネにはフラッシュが出ませんでした。
グラフィーロ
『色彩雫・月夜』で、グラフィーロに書いてみました。
グラフィーロに書くと、他の紙よりも『月夜』の色がクリアに発色しました。
文字のアップです。
極細字から中字まで、読みやすい色に発色しています。
『月夜』の文字の濃淡もキレイです。
万年筆で書いた「藤」の文字もキレイに発色しています。
『月夜』を筆で伸ばした部分です。インクを多くのせた部分は、かなり濃い青色になっています。インクを伸ばすと美しい『月夜』の色が出ますね。
水で薄めると、くすみのある薄い水色になっていきました。
フラッシュのアップです。
『月夜』のインクを多くのせた部分に、レッドフラッシュが見られています。
グラフィーロは、かなりわかりやすいフラッシュが出ました!
高砂プレミアムバンクペーパー
『色彩雫・月夜』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
バンクペーパーは明るめの色になるのかな?と思いきや、かなり濃い色が出ました。
ちょっと渋めな色でカッコイイです♪
色の感じだとLIFEノートの発色に近いですね。
文字がクッキリと発色しています。
『月夜』を水で薄めた部分はやや暗めの水色になりました。
フラッシュのアップです。
わずかですが、文字やインクを多くのせた部分にレッドフラッシュが見えています。
『月夜』を筆で塗った部分のフラッシュのアップです。
筆で多く色をのせた部分に、キレイなレッドフラッシュが見られました。
全体の比較
『色彩雫・月夜』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。
どの用紙に書いても、文字の発色に差は無いようです。
それにしても、『月夜』の文字の色はいいですね!紺よりも明るめに見えるけれど、青よりも深い色。
ブルーブラックは黒よりも堅苦しい感じがないのに、文字が締まる感じがするので、オススメです。
色彩雫のシリーズの中でも特に人気があり、使いやすいと言われるのがわかります!
筆で塗った部分は、若干ですが色に違いが出たように思えます。
特にニーモシネに書くと、ちょっと薄くなったかな? という色になり、グラフィーロに書くとやや明るめの『月夜』の色になりました。
着色目的で使う時は、紙によって発色に違いが出ることを記憶しておくと良さそうです。
レッドフラッシュは用紙によって出ますが、出ても少し見えるかな?というくらいです。
ニーモシネにレッドフラッシュが出なかったように、用紙によってはフラッシュが見られないことがあります。
裏抜け
『色彩雫・月夜』で書いた全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
ニーモシネ以外の用紙には、裏抜けは見られませんでした。
ニーモシネには、所々に裏抜けが見られています。
To Do リスト
『色彩雫・月夜』を使って、To Do リストを書きました。
一緒に使用したインクは、同じシリーズの『色彩雫・夕焼け』です。
この色の組み合わせは、自分の手帳のTo Do リストに、たまたま使った色の組み合わせでした。
合いそうだな~と思って使ってみたのですが、かなり色がマッチしてビックリしました♪
オシャレな色の組み合わせになったと思います。
いつか『月夜』のレビューをする時に載せようと思っていたので、今回掲載することができてうれしいです!
まとめ
パイロットの『色彩雫・月夜』は、極細字のような細い字でも読みやすいブルーブラックです。筆記を重視する人には、特にオススメの色になります。筆で塗ると深い青色が見られ、水で薄めるとくすみのある水色になっていきます。着色目的での使用でも、楽しめそうなインクだと思います。また『月夜』は、用紙によってレッドフラッシュを見ることができます。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
パイロットの『色彩雫・月夜』のように、文字が読みやすいインクを好むならば、四季織シリーズの『仲秋』も使いやすいのでオススメです!こちらのインクもチェックしてみて下さい♪
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