パイロットの万年筆インク、『色彩雫・夕焼け』を紹介します。キレイなオレンジ色のインクは、文字が読みやすく、筆で塗ってもキレイな色が出るインクです！鮮やかだけれど、鮮やか過ぎない、絶妙な色合いは、とても使いやすい色です。明るめの万年筆インクを探している方は特にオススメの色なので、ぜひご覧ください！
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『色彩雫・夕焼け』は、どんなインク？
『色彩雫・夕焼け』は、パイロットから販売されている、『irosizuku・色彩雫（いろしずく）』というシリーズの万年筆インクになります。
『irosizuku・色彩雫（いろしずく）』シリーズは、2023年10月の時点では24色が販売されており、50mlで1,650円(税込)、ミニサイズの15mlは3色セットで2、310円（税込）で販売されています。
※今回掲載したのは、ミニサイズになります。
紙に書くとどんな感じ？
それでは『色彩雫・夕焼け』で、実際に紙に書いてみましょう。使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。
使用する紙
〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト
〇ニーモシネ
〇グラフィーロ
〇バンクペーパー
※使用する紙は見比べるために切った紙を使用しています。
使用するガラスペン
○極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
ペタル 透明 細軸
○細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)
太軸コルセット
○中字・・・・・工芸装置 Piccolo(ピッコロ)
●「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』、カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。
※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。
LIFEノート・ホワイト
『色彩雫・夕焼け』で、LIFEノートのホワイト紙に書いてみました。
鮮やかな夕焼けの色ですね！
オレンジ色っぽいけれど、わずかに茶色っぽいような感じもします。
文字のアップです。
文字の濃淡が、かなりキレイな色がでています！
筆で塗った部分のアップです。
筆でインクを伸ばしていくと、ちょっとくすみがかった夕焼けの色がでてきました。
インクを水で薄めると、濃い肌色のような色になりました。
LIFEノート・クリーム
『色彩雫・夕焼け』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
クリーム紙に書いたため、暖色系の『夕焼け』と、色がよく馴染んでいます。
文字のアップです。
『夕焼け』は色が濃い目の色なので、クリーム紙に書いても文字が読みやすくなっています。
万年筆で書いた「藤」の文字の濃淡が、キレイに出ています。
インクを水で薄めていくと、濃い肌色というか、薄いオレンジ色っぽくなっていきました。
LIFEノートのクリームとホワイトの比較
『色彩雫・夕焼け』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。
オレンジ色のインクなので、クリーム紙の色に馴染んでいますね。
LIFEノートのホワイト紙は、クリーム紙よりもハッキリとした発色に見えます。
どちらの用紙も文字が読みやすく、発色もいいですね！
『夕焼け』は明るめの色ですが、かなり使いやすいと思います。
ニーモシネ
『色彩雫・夕焼け』で、ニーモシネに書いてみました。
使用した用紙の中では、くすみが一番強く出ているのですが、一番明るめの色になりました。
くすみが強いと色が暗くなると思いきや、逆でビックリ。
『夕焼け』は明るめの色になりましたが、極細の文字は、ハッキリと読みやすくなっています。
文字の濃淡もキレイです。
筆で塗った部分のアップです。
筆で伸ばしていくと、鮮やかだけれど、優し気な夕焼け色が出てきました。
水で薄めていくと、『夕焼け』の色が、やや濃い目の肌色になっていきました。
グラフィーロ
『色彩雫・夕焼け』で、グラフィーロに書いてみました。
用紙の中で、一番鮮やかなオレンジ色が出ています。
文字の部分のアップです。
鮮やかでハッキリと『夕焼け』の色が出たため、文字が読みやすいです。
細字の部分のインクが多すぎたかもしれません。
中字と同じくらいの太さになってしまいました💦
『夕焼け』を筆で塗った部分のアップです。
インクを多くのせた部分は、かなり色が濃く出ています。
筆でインクを伸ばすと、鮮やかな『夕焼け』の色が出てきました。
インクを水で薄めていくと、オレンジっぽい肌色になりました。
高砂プレミアムバンクペーパー
『色彩雫・夕焼け』で、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
鮮やかな色が出ていますね。
インクによっては色の変化が起きやすいバンクペーパーですが、『夕焼け』は他の用紙と同じような色合いが出ました。
文字の部分のアップです。
文字が読みやすい上に、発色がいいですね♪
『夕焼け』を筆で塗った部分のアップです。
他の用紙よりも、筆で塗った部分の色が、ちょっと茶色っぽくなったように思えます。
ポチップ
ポチップ
全体の比較
『色彩雫・夕焼け』で書いた、全ての用紙を並べました。
ほとんど同じような発色ですが、並べるとニーモシネが少し明るめに色が出ていますね。
明るめの色は文字が読みづらいことがあるのですが、夕焼けは明るめの色でも文字が読みやすい色なので、筆記重視の人は使いやすいと思います。
また、色を塗った時も鮮やかでキレイな色が出るため、着色目的での使用も楽しいと思います。
ちなみに私は、『夕焼け』を文字を書くときに使ったり、To Do List を書くときにワンポイントで使ったりしています。
ハロウィン仕様や『色彩雫・月夜』を使ってTo Do List を書いた時のような感じです。
ハロウィンのTo Do List については、こちらをご覧ください。
『色彩雫・月夜』については、こちらからご覧ください。
裏抜け
『色彩雫・夕焼け』で書いた、全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。
何ということでしょう。
全部の用紙が、裏抜けしました……。😱💦
LIFEノートのクリーム紙とホワイト紙、グラフィーロとバンクペーパーは、『夕焼け』をベッタリと多くのせた部分にのみ裏抜けをしています。
カリグラフィー文字の部分や、ガラスペンなどで書いた文字の部分には、裏抜けがありませんでした。
ニーモシネはインクを多くのせた部分に、完全な裏抜けがありました。
文字の部分には、所々裏抜けが見られましたが、文字の部分の裏抜けはわずかです。
ニーモシネに書いた文字の裏抜けについては、「気になる人は気になる、気にならない人は気にならない」というくらいのレベルかと思います。
どの用紙を使用したとしても、着色目的で『夕焼け』を使用する時は、裏抜けをしやすいと思って使った方がよさそうです。
ぬりたくりをしてみました
『色彩雫・夕焼け』で、ぬりたくりをしてみました。
今回はムラなく塗れて、満足しています！
鮮やかな夕焼け色のクマさんになりました♪
マットな色のクマさんになりましたね～♪
とてもかわいい！
使用したのは、『ぬり絵じゃない ぬりたくり絵 インクカード（とのりむ編）』です。
使用するインクによって、色々なクマさんになるので、楽しくぬりたくりができますよ！
まとめ
『色彩雫・夕焼け』は、オレンジ色っぽいけれど、わずかに茶色っぽいような鮮やかな夕焼け色の万年筆インクになります。極細字の文字でも読みやすい色なので、筆記で使用しても使いやすいインクです。また、筆で塗るとややくすみのあるキレイなオレンジ色が見られるため、着色目的での使用もオススメです。ただし、特に着色などで多めにインクを使った場合、用紙に裏抜けが出ることがあるので、着色の際は気をつけて使用しましょう。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
石丸文行堂のカラーバーインク『ソルティ・ドッグ』は、鮮やかな黄色のインクになります。
ワンポイントで使ったり、着色で使ったりするのが楽しいインクになります。
興味のある方は、こちらもチェックしてみて下さいね♪
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