セーラー万年筆『四季織・夕燕』をレビュー！オシャレな万年筆インク♪

セーラー万年筆の四季織シリーズ『夕燕』をレビューしました！品のあるオールドローズの様なこの色は、かなり美しい色に仕上がっています！正に「こんな暖色系が欲しかった」と思わせるオシャレな色になっているので、興味のある方はぜひご覧ください！

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『四季織・夕燕』はどんなインク？

『四季織・夕燕』は、セーラー万年筆のSHIKIORI ―四季織― 山水シリーズの万年筆インクになります。
セーラー万年筆のインク紹介では、夕暮れの美しい燕の飛翔をイメージしたインクとのことです。

インクの色は濃い目の赤茶色。
紙に書くと、オールドローズのような、夕暮れ時を感じさせる色を見ることができます。

今回、山水シリーズの万年筆インクは『夕燕』・『駒草』・『撫子』・『羚羊』の4色が販売されています。

カートリッジも販売されているので、カートリッジ派の人も便利です。

紙に書くとどんな感じ？

それでは『四季織・夕燕』で、実際に紙に書いてみましょう。
使用する紙とガラスペンは次の物を使っています。

使用する紙

使用する紙は、一般的に「万年筆を使用に適した用紙」として知られている製品を使用しています。
万年筆に適さない用紙の場合、「文字がにじみやすい」、「インクの裏抜けがしやすい」ということがあります。

〇LIFEノート・クリーム
〇LIFEノート・ホワイト

〇トモエリバー

〇グラフィーロ

〇バンクペーパー

※使用する紙は見比べるために、切って使用をしています。

使用するガラスペン

〇極細・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)　
ペタル　透明　細軸

〇細字・・・・・Kemmy’s Labo(ケミーズラボ)　
太軸コルセット

〇中字・・・・・工芸装置　リネア

●「藤」の文字は、PILOTの『カクノ・中字』、カリグラフィーの文字はセーラーの『万年筆ペン先のつけペンhocoro2.0m』を使用しています。

※このプログは、個人の検証と感想で掲載しています。ご了承ください。

LIFEノート・ホワイト、トモエリバー、高砂プレミアムバンクペーパー

『夕燕』で、LIFEノートのホワイト紙とトモエリバー、高砂プレミアムバンクペーパーに書いてみました。
今回、この3種類の用紙は、『夕燕』の発色にほとんど差がありませんでした。

濃い目のオールドローズの様な色が出ています。
この絶妙な色合いがとってもオシャレ！

・LIFEノート・ホワイト

・トモエリバー

・高砂プレミアムバンクペーパー

文字のアップです。
極細字～中字までクッキリとしていて、文字が読みやすくなっています。
文字の濃淡がとてもキレイです。

筆で塗った部分のアップです。
インクを多くのせた部分は、やや黒っぽい濃い目の色になっています。
水で薄めていくと、薄い紅色になっていきました。
この薄くなった『夕燕』の色も良い色ですね♪

LIFEノート・クリーム

『夕燕』で、LIFEノートのクリーム紙に書いてみました。
クリーム紙のためか、ややホワイト紙よりも黄色味が出ています。
『夕燕』が暖色系の色のため、かなりクリーム紙にマッチしています。
かなり相性が良さそう！

文字のアップです。
濃い目の色なので、極細字～中字まで問題なく読めます。

筆で塗った部分のアップです。
インクを多くのせた部分は、かなり濃い色になりましたが、インクを伸ばすと、キレイな『夕燕』の色が出てきました。

LIFEノートのクリームとホワイトの比較

『四季織・夕燕』で書いた、LIFEノートのホワイト紙とクリーム紙を比べてみました。
比べてみるとクリーム紙の方が、ホワイト紙よりも黄色っぽい発色になっています。

ホワイト紙に書いても、クリーム紙に書いてもインクの色の相性は良いですね！
個人的にはクリーム紙に書いた『夕燕』の色が好みです♪

グラフィーロ

『夕燕』で、グラフィーロに書いてみました。
他の用紙に比べ、くすみが強く出ています。
そのためか、やや黒を帯びた、大人っぽい発色♪

文字のアップです。
他の用紙と同様に、読みやすい発色です。
文字の濃淡もキレイですね。

筆で塗った部分のアップです。
他の用紙に書いた色よりも、落ち着いた発色になりました。

インクを伸ばした部分の発色は、やや茶色っぽく見えるかも。
水で薄めていくと、赤みのある薄紅色になりました。

全体の比較

『夕燕』で書いた、全ての用紙を並べた写真がこちらです。

発色に大きな差が出ない万年筆インクだと思います。
どの用紙も濃いオールドローズの様な色がキレイ！

わずかな差だと思いますが、LIFEノートのクリーム紙はやや黄色っぽく発色し、グラフィーロはくすみが出で少し黒っぽい色が出たと思います。

裏抜け

『夕燕』で書いた、全ての用紙を裏返して、裏抜けを確認しました。

なんと、全ての色に裏抜けがありました……。

文字を書いた部分は、全ての用紙に裏抜けが見られなかったので、筆記目的での使用は大丈夫そうです。
ただし、筆でインクをドップリと付けた部分は、裏抜けが見られているので、着色目的の時は裏抜けをするとみて使った方が良さそうです。

ぬりたくりをしてみました

『四季織・夕燕』で、ぬりたくりをしてみました！

グラフィーロの発色に近いオールドローズの色が出ました。
ムーディーな色になったと思います♪（言い方が昭和！）

使用したのは、こちらの製品になります。

万年筆とボールペン

山水シリーズは、2023年9月に万年筆とボールペンが販売されています。
こちらの万年筆とボールペンは絶妙な色合いになっていて、オシャレなデザインになっています！
インクと一緒に使ってみたい人は、こちらもチェックをしてみて下さい♪

まとめ

セーラー万年筆の『四季織・夕燕』は、濃い目のオールドローズの様な発色の万年筆インクになります。文字は極細字～中字まで読みやすい発色で書くことができます。また、筆で使用した際は『夕燕』の美しい発色が見られるため、着色目的でも楽しむことができます。ただし、筆でインクを使うと裏抜けがしやすい性質があるようなので、着色目的で使う際は気をつけてお使いください。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
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